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英字新聞カルチュラル・ニュースの日本語要約


by culturalnews

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東 繁春
2010年4月13日
# by culturalnews | 2010-04-13 19:12 | 月別の日本語要約
◎舞と朗読の「平家物語」、6月13日 (P1,4)
ロサンゼルス立教大学校友会の創立50周年と日系大学婦人協会(AAJUW)の創立40周年を記念して“舞と朗読の「平家物語」”が6月13日午後1時から、リトル東京の禅宗寺で行われる。朗読は立教大学出身で、アナウンサー経験を経て「朗読の会」を主宰している堀田紀真氏が東京から来る。舞は、立教大学出身で、ロサンゼルスで日本舞踊を教えている若柳久三師匠が主宰する舞踊集団「華の会」。琵琶演奏はロサンゼルス在住の川本旭鶴(かわもと・きょっかく)さん。出し物は「忠信」(ただのぶ)「賤の苧環」(しずのおだまき)「官女」(かんじょ)。入場料はドネーションとして20ドル。

◎いけばなインターナショナル・ロサンゼルス第4支部の華展、3月20、21日(P1)
いけばなインターナショナル・ロサンゼルス第4支部の年1回の華展が3月20と21日にアーケディアにあるロサンゼルス・カウンティ・アーボレイタム(植物園)で行われる。いけばなインターナショナルの華展は、さまざまな流派の活花を一度に見ることができるのが特徴。今回は、約40点が出展される。ロサンゼルス支部は毎月勉強会を行っている。いけばなインターナショナルは1956年に設立され、現在は60カ国、会員8500人に広がっている。植物園の入場料8ドルが必要。

◎いけばな小原流ロサンゼルス支部の華展、3月13と14日(P1)
いけばな小原流ロサンゼルス支部の華展が3月13、14日にリトル東京・日米文化会館ドイザキ・ギャラリーで行われる。約50点が出展される。入場は無料。

◎第二次世界大戦歴史和解へのジャーナリストからの提案(P1、5、7)
米国は広島・長崎への原爆投下への謝罪、日本はパールハーバー奇襲攻撃への謝罪をしなくては、日米間の戦争(第二次世界大戦)は終結しないことを提唱している東京在住のジャーナリスト松尾文夫さんの主張を、日本英語交流連盟(東京)が英訳したので、カルチュラル・ニュースに転載しました。

◎この主張は中央公論2009年12月号に「東アジア歴史和解のために“相互献花外交”の提唱。まず鳩山首相が真珠湾で鎮魂の花束を」の見出しで掲載されました。日本英語交流連盟は11月12日にウエッブサイト www.esuj.gr.jpにその英訳を掲載しました。
松尾さんは、鳩山首相の真珠湾、オバマ大統領のヒロシマでの相互献花を皮切りに、近隣の中国、韓国、ロシア、さらには北朝鮮まで含めて東アジア全体の歴史和解を達成しようと提言しています。

◎パワー・オブ・ジャパニーズ・ファッション講演会、3月17日(P3,7)
国際交流基金ロサンゼルス事務所は、京都服飾文化研究財団から深井晃子(ふかい・あきこ)さんを招いて3月17日午後7時30分から、パサデナの秀明ホールで日本人デザイナーが世界のファッション界に与えた影響を紹介する「パワー・オブ・ジャパニーズ・ファッション」講演会を行う。無料。深井さんは、お茶の水女子大学、同大学院で西洋服装史を専攻、その後パリ第4大学(ソルボンヌ)で美術史を専攻している。現在、京都服飾文化研究財団の理事とチーフ・キュレーターを務める。

◎1週間の授業をすべて使って日本文化を教えたロサンゼルスの私立学校(P3)
ロサンゼルス・ダウンタウンに近い私立学校ピルグリム・スクールは、クリスマス休暇が明けた直後の1月4日から8日の1週間の授業をすべて使って、幼稚園から高校生まで、全校生徒約350人に総合的に日本文化を教えた。日本の5月の休日「ゴールデン・ウィーク」の名称を借りて、この日本文化紹介プログラムは「ゴールデン・ウィーク」と名付けられた。

この日本文化紹介プログラムは、日本語、書道、茶道、活花、墨絵、押絵、折紙、アニメ、漫画、民謡、太鼓、寿司、柔道、剣道、空手、サムライ・カルチャー、日本舞踊、仏教と19のテーマに及んだ。このプログラムのコーディネーターは、歌舞伎役者で、現在は南カリフォルニア大学院生の中村雁京さんで、ピルグリム・スクールと4カ月にわたって打ち合わせを行い、日本文化を教えることができる約25人の専門家を集めた。

そして、財政的なスポンサーになったのが、ピルグリム・スクールに小学校3年生の孫を通わせている金井紀年さん夫妻だった。金井さんは、全米を対象に日本食品の輸入・卸をしている「共同貿易」の社長で、アメリカで寿司を広めた功労者の一人として知られている。金井さんは、このプログラムを通して、アメリカ人生徒たちが、将来日本に関心を持つようになることを、願っている、と言っていた。

◎ロサンゼルス・カウンティー美術館・日本パビリオンの展示(P4)
日本画展示「日本画収集の20年記念展」が開催されている。4ページのイノシシの絵は森狙山(もり・そうせん、1747-1821)の掛け軸。

版画展示(3月4日から6月29日まで):歌川広重の「六十余州名所図会」の中から37点が展示されている。

◎パサデナのパシフィック・アジア美術館の新展示「藍と白の日本」(P4,5)
パサデナのパシフィック・アジア美術館、日本ギャラリーの展示が3月25日から新しいテーマ「藍と白の日本」になる。1年間の企画で、数回の作品の入れ替えがある。藍と白は、日本を代表する色彩で、その伝統は約400年前までにさかのぼることができる。藍染めから、藍を多く使った磁器、藍刷る絵と呼ばれる版画などが展示される。作品の選定はゲスト学芸員のメーヤー・マッカーサーが担当している。

4ページの写真は、左が伊万里焼きの壷、江戸時代、17世紀に作られたもの、右が浴衣の布地で、藍染を絣織りしている、20世紀半ばに作られたもの。5ページの写真は菊川英山(1787-1867)の藍刷り絵で、1704年にドイツで作られた紺青(プルシャンブルー)が使われている、19世紀半ばの作品。

◎アートスケープ・ジャパン アラン・グリーソンによる東京からの日本美術レポート(P5)
東京在住の翻訳家アラン・グリーソンが編集している、ネット情報アートスケープ・ジャパン www.dnp.co.jp/artscape/eng から、現代の日本アートの報告。第1回は、鎌倉市内の鶴岡八幡宮境内に建てれらている神奈川県近代美術館・鎌倉館で行われた、内藤礼(1960年、広島市生まれ)によるインスタレーション「すべての動物は、世界の内にちょうど、水の中に水があるように存在している」(11月14日から1月24日)の紹介。アートスケープ・ジャパンは、隔月で掲載します。

◎演歌歌手ジェロのロサンゼルス・コンサート、3月31日、午後8時から(P6)
アラタニ日米劇場で、日米文化会館の募金活動コンサートとしてジェロのアメリカ・デビュー・コンサートが行われる。

◎25絃琴二人組「心花」(ここはな)のロサンゼルス・コンサート、3月17、20日(P6)
東京藝術大学出身のななえとみぎわによる25絃琴二人組「心花」(ここはな)のロサンゼルス初のコンサートが3月17日にハリウッドのレストレンで、3月20日にリトル東京の合同教会で行われる。入場料は、いずれも8ドル。

◎クラーク・センターの盆栽コンペ展「飾り」と春祭り、4月17、18日(P6)
ハンフォードのクラーク日本美術文化研究センターの恒例の春祭りは、4月17日に行われる。昨年に続き、第2回目の盆栽コンペ展「飾り」は、4月17日と18日の土、日に行われる。盆栽コンペ展は、床の間ギャラリーに展示され、1等賞には2500ドル、2等賞には1000ドル、3等賞には500ドルの賞金がでる。受賞式とレセプションは4月17日午後5時30分から6時に行われる。

◎アンディー松田の寿司学校(P6)
日系アメリカ人の間に日本料理を習いたいというグループが出てきている。

◎ロサンゼルス仏教連盟の花祭り、4月11日に浄土宗で(P8)
今年の出し物は雅楽で、基調講演は、ペパーダイン大学名誉教授のグレン・ウエッブ博士が行う。

◎ロサンゼルスで編集された真言僧の画集(P8)
高野山米国別院(ロサンゼルス)の前総監、宮田諦詮師が、父親が残した作品をまとめた小冊子「画僧、宮田諦融」(1903-1961、愛媛県大洲市)が高野山出版社から発行されている。

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東 繁春
# by culturalnews | 2010-03-12 06:05 | 月別の日本語要約

◎ジェロの演歌、ケニー遠藤の太鼓コンサートで、ロサンゼルスの日米文化会館
30周年記念をお祝い、3月30日、31日、4月3日(P1,2,6)

ロサンゼルスの日米文化会館は、今年で創立30年を迎えるにあたり、3月30日から
運営資金の募金を兼ねたゲイラ(祝賀会)やピッツバーグ出身の演歌歌手ジェロ
のコンサート(3月30日)とアメリカでの太鼓演奏で有名なケニー遠藤のコンサ
ート(4月3日)を行う。会場はいずれも日米文化会館に併設のアラタニ日米劇場。

3月30日午後7時からのゲイラは、ジェロ、ケニー遠藤、ジャズピアニストの松居
慶子、ハワイ音楽のダニエル・ホーが出演する。チケットは一人150ドル。

アメリカ人演歌歌手ジェロのアメリカ初のコンサートツアーは、3月31日午後8時
から。チケットは50ドルから100ドルまで。本名ジェローム・チャールズ・ホワイ
ト・ジュニアは、祖母が日本人、その祖母から演歌を教えてもらい子供の時から歌
っていた。大学卒業後、英語教師の仕事で日本に行き、「NHKのど自慢」に出場した
ことをきっかけにプロの演歌歌手になった。昨年、ピッツバーグ、ワシントンDCで
コンサート行っているが、アメリカでの正式デビューは今回が初めて、サンフラン
シスコのあとロサンゼルスに来る。

アメリカでの和太鼓演奏の第一人者ケニー遠藤のコンサートは4月3日午後8時から。
ロサンゼルス出身の遠藤は、1970年から10年間日本で修行し、組太鼓の演奏を体得す
るとともに、邦楽囃子の名取になっている。現在は、ホノルルを中心に演奏活動を行
っている。今回は、遠藤のプロ活動35周年の記念も兼ねている。出演は、緊那羅太鼓
(きんなら・たいこ)オンアンサンブル、渡辺かおるなど。チケットは35ドルと30ドル。

◎シルクロードの画家・平山郁夫氏が死去(P1,4)

2009年12月2日に日本画の大家、平山郁夫氏が亡くなった。平山氏のアメリカで唯一の
個展が2007年春、ロサンゼルスから車で北西に3時間のところにあるハンフォードのク
ラーク日本美術・文化研究センターで行われていた。その展示会を担当したダニエル・
マーキー氏(現在はコーネル大学助教授)に平山氏の追悼文を書いてもらった。2007年
の展示はシルクロードをテーマにしたものだったので、平山氏のシルクロード遺跡の保存
活動も紹介しながら、シルクロードの画家だった平山郁夫と紹介している。

◎ロサンゼルスのピルグリム学校で日本文化をテーマに1週間の集中講座「ゴールデン・
ウィークイ」写真のみ。詳細はホームページで(P1)

◎雅楽演奏家、指導者の東儀季信(とうぎ・すえのぶ)さんが日本で死去、77歳(P2,5)

1960年代から30年間にわたって、ロサンゼルスで雅楽を教えていた東儀季信さんが2009年
11月10日に東京で亡くなった。77歳だった。東儀さんは1963年から1993年まで、UCLA民族
音楽部の教員を務め、ロサンゼルスで雅楽グループを育成してきた。東儀さんの教え子の
ひとりで、現在ロヨラ大学(ロサンゼルス)で民族音楽を教えているポール・ハンフリー
教授が「ロサンゼルスと日本の文化の宝だった東儀先生」という追悼文を寄せてくれた。

◎日本文化イベント紹介(3ページ)
ロサンゼルス日米会館で雛祭りイベント、3月7日 日米文化会館地階のガーデンルーム
と日本庭園を使って3月7日(日曜日)午後1時から3時まで、雛人形の展示と裏千家によ
るお茶のお手前が行われる。見学だけは無料だが、お茶と菓子をいただく場合は20ドルの
チケットが必要。

小原流いけばな展、3月13日と14日 小原流ロサンゼルス支部のいけばな展が日米文化会館のドイザキ・ギャラリーで2日間行われる。約30点が出展される。午前10時から午後4時まで、入場無料。

東京から琴2人組み「心花」(ここはな)がロサンゼルスで演奏、3月17日と20日 東京藝術
大学の卒業生ななえとみぎわの琴アンサンブル「心花」がロサンゼルスで初めてコンサート
をする。3月17日午後7時30分からロサンゼルス・フェアーファックスのジンギス・カーン・
レストランで、カバーチャージ8ドル。3月20日午後3時からリトル東京、ユニオン教会で、
寄付8ドル。

アリゾナの日本祭り、2月27日と28日 今年で26回目になるフェニックス市の日本文化をテー
マにした「マツリ」イベントは、今年は8万人の人出が予測されている。今年のテーマは
「招き猫」。絵本「ラッキーキャット」(招き猫)の作者、ロサンゼルス在住の関サニーさんも、
オープニング・セレモニーなどに参加する。関さんの、サイン会も予定されている。

◎ハンフォードのクラーク日本美術・文化研究センターの春の展示は「日本屏風」展、2月6日
から4月10日まで(P4,5)

カリフォルニア州ハンフォードの日本美術コレクター、ビル・クラーク氏の所蔵作品の中から
屏風絵を同センターのアンドレアス・マークス学芸部長が選定している。圧巻なのは、横3メートル
57センチ、高さ1メートル57センチの「源氏物語」の一対の屏風。江戸時代(17世紀半ば)の
作品は、作者不明だが「四季」と名付けられており、「源氏物語」の場面が克明に描かれている。

このほか、真野暁亭(まの・ぎょうてい、1874-1934)の「雷神」の図、現代作家、神戸智行
(かんべ・ともゆき、1975年生まれ)の「あかりの礎(いしずえ)」などが主要展示。入場料
は5ドル。日曜日、月曜日は休館。

◎東京発・神浦元彰のニッポン-ニュースの裏側(P6)

現在、沖縄・普天間米軍基地の移転問題で日本は大きく揺れているが、日米間には、これよりももっと大きな問題が潜在している。それは、日米地位協定の改定だ。日米地位協定は1960年の日米安全保障条約が結ばれたとき同時にできたが、その後、一度も改定されていない。今後予測される米軍基地の日本撤退に際して、米軍基地の土壌が化学物質、重金属で汚染されている問題が明らかになってくる。現在の地位協定は、米軍に汚染物質の除去義務がない。数千億円といわれるこの汚染物質の除去費をどちらの国が負担するのか、という大きな問題が潜在している。

◎アンディー松田の寿司職人学校「インターネット・クラス」(P6)

いよいよ、インターネットによる寿司クラスを行うことになった。受講者はまず、当学校から送られてくる寿司作りのDVDを見ながら、自分で作ってみる。受講者と寿司学校は、スカイプを使って連絡を取り合い、受講者は進み具合をビデオ映像で学校に確認してもらい、助言をもらう。インターネット・クラスの進行は「ベーシック」「寿司と刺身」「寿司上級」と3コースに分かれている。いずれも個人指導を行う。

◎パサデナのパシフィック・アジア美術館の新展示「藍と白の日本」3月25日から1年間(P8)

パサデナのパシフィック・アジア美術館、日本ギャラリーの展示が3月25日から新しいテーマ「藍と白の日本」になる。1年間の企画で、数回の作品の入れ替えがある。藍と白は、日本を代表する色彩で、その伝統は約400年前までにさかのぼることができる。藍染めから、藍を多く使った磁器、藍刷る絵と呼ばれる版画などが展示される。作品の選定はゲスト学芸員のメーヤー・マッカーサーが担当している。
# by culturalnews | 2010-02-23 05:58 | 月別の日本語要約
◎「竹久夢二」に恋したドイツ人の日本美術研究家(P1, 2, 4)
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カリフォルニア州ハンフォードにあるクラーク日本美術・文化研究センターに昨年夏から研究員で来ているサビネ・シュンクさんは、ドイツ・ミュンヘン大学の博士課程の大学院生。

クラークセンターに1年間滞在するプログラムに入っている。シュンクさんの研究テーマは竹久夢二。ヨーロッパとアメリカではまったく知られていない夢二にシュンクさんが出会ったのは5年前の京都大学の留学時代。すでに、日本の近代画家たちについては、ひと通りの知識を持っていたと思っていたシュンクさんは、知人から夢二展に誘われるまで、夢二を知らなかった。夢ニの作品を見て、たちまち、虜になってしまった。

クラーク・センターではシュンクさんの企画で、4月24日から7月31日まで「図案-21世紀初めの日本美術」展を行い、夢二の紹介を行う。


◎琉球舞踊・玉城流(たまぐすく・りゅう)扇寿会(せんじゅかい)のロサンゼルス公演、1月31日(P1, 4)
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沖縄から総勢40人の踊り手、地方、スタッフが来て、1月31日午後2時からトーレンス市内エルカミノ大学マーシー講堂(2000席)で「琉球芸能の今」が公演される。前売券は35ドル、当日券は45ドル。取扱いは北米沖縄県人会など。平成21年度の文化庁国際芸術交流支援事業の指定をうけ、北米沖縄県人会創立100周年記念として行われる。

公演の目玉は舞踊劇「海の天境」。あらすじは、15世紀の第7代琉球国王「尚徳王」が久高島(くだかしま)に流れ着き、島の巫女クニカサと恋に落ちる。尚徳王はクニカサから喜界島(きかいじま)征伐に武器を使わないことを懇願されるが、後に第八代国王となる金丸の策略で、悲劇的運命に追い込まれてしまう。


◎染色デザイナー林節子さんの干支掛け軸「張子のトラ」(P1)
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バティック染めによる干支の「トラ」の絵を、ロサンゼルスの染色デザイナー林節子さんが作りました。作品自体は幅13.5インチ、高さ15インチで、掛け軸の表装になっています。展示貸し出しが可能です。カルチュラル・ニュースまで、ご連絡ください。(213-819-4100) なお、林さんの昨年の作品「牛」は2月末まで、パサデナのパシフィック・アジア美術館の日本ギャラリーの床の間に飾られています。


◎花柳若奈舞踊会(11月22日)に寄せて「江戸前の人と芸」(P2)
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11月22日にトーレンスのアームストロング劇場で行われた花柳若奈師匠の喜寿(77歳)のお祝い舞踊会を見た東京の舞踊家・高橋妙(たかはし・たえ・尾上流)さんから寄せられた感想文の英訳です。


◎英語劇「カタキ」日本人とアメリカ人俳優に2人芝居、ハリウッドの小劇場で公演、1月22日から2月13日 (P3)
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大阪出身の高橋やすさんとアメリカ人俳優フェルナンド・アルダスさんが、第二次大戦中の南方の孤島で出会った日本兵とアメリカ兵を演じる英語劇「カタキ」が1月22日の週末から4週間、上演されます。公演は、金曜、土曜、日曜の週末のみ。初演は1959年のニューヨーク・ブロードウェーで、早川雪舟が日本兵を演じました。

この脚本を見つけた高橋さんが、ロサンゼルスの演劇学校でいっしょだったアルダスさんと資金を出し合って、上演を企画しました。日本兵は日本語のみ、アメリカ兵は英語しかしゃべらないという状況で、2人が南海の孤島でどう生き延びていくのか、が見所です。演出は演劇界のベテラン、ピーター・ハスケルです。会場のマキャデン劇場は60席。チケットは20ドル。高橋さんの電話は (310) 956-2358.


◎演歌歌手ジェロのロサンゼルス公演、3月31日(P3)
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ピッツバーグ出身の黒人演歌歌手ジェロのコンサートが3月31日、ロサンゼルス日米文化会館の30周年記念イベントの一環で行われます。会場はアラタニ日米劇場で午後8時から。チケットは100ドル、80ドル、60ドル、50ドル。一般への発売開始は2月1日から。


◎リトル東京・韓日交流フェスティバル、2月6日(P3)
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過去5、6年の間にリトル東京に住む韓国人が増えていることから、日韓の交流を図るため日韓協会が作られている。これまで、映画上映会、コンサートなどが行われており、今回は、国際交流基金や韓国文化センターが参加し、リトル東京の日米文化会館を会場に、韓国映画(ラフカット、2008年制作)日本映画(椿三十郎、2007年制作)リトル東京の日本人と韓国人の出会いを描いたドキュメント「新しい始まり」の上映や、日韓伝統芸能の上演、焼肉弁当が提供される。チケットは20ドル。


◎パシフィック・アジア美術館の新展示「藍と白の日本」3月25日(P3, 4)
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パサデナのパシフィック・アジア美術館の日本ギャラリーの展示が3月25日から新テーマ「藍と白の日本」となり1年間続く。3カ月ごとに作品を入れ替える。展示企画はメイヤー・マッカーサーが担当。磁器(染付け)、藍刷絵、藍染などの作品を展示し「藍と白」の美しさを説明する。美術館の入場料は9ドル。なお、3月1日までの日本ギャラリーでは「日本の芸術:美術館への寄贈品」展が行われている。


◎東京で見る美術:弥生美術館と竹久夢二美術館(P4)
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板津木綿子(いたつ・ゆうこ)さんによる東京で見ることができる日本美術展のレポートです。今回は、文京区弥生にある弥生美術館と竹久夢二美術館を取り上げました。この2つの美術館は隣り合っており、ともに弁護士・鹿野琢見のコレクションが元になっている。1月3日から3月28日までの展示は、弥生美術館が「鰭崎英朋(ひれざき・えいほう)展-明治・大正の挿絵界を生きる」竹久夢二美術館は「開館20周年記念展第一弾、竹久夢二と大正ロマンの世界展-女性・流行・文化にみる新しい波」


◎アンディー松田の寿司職人学校コラム(P5)
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新年の抱負として、今年は、学校の外にできるだけでるようにしたい。2月6日にモンテベロ図書館アジア太平洋資料センター予定されている寿司実演のように、リクエストがあれば、積極的に学校の外で、寿司を教えて行きたい。


◎新年広告(日本カルチャー教室の紹介)P5
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緊那羅太鼓・緊那羅雅楽 正派若柳流・若柳久三・若柳久女 サムライ・ストアー・インターナショナル(兜・鎧の販売)林節子染色教室 茜会・型染め・紅型教室 日本語劇団ありがとう会 ギャラリー・ラセン 観世音寺・座禅・ヨガ・弓道 南加弓道会 国際交流基金の公告・リトル東京・韓国・日本フェスティバル 柔道本「魂闘」22ドル 


◎新年広告(日本カルチャー教室の紹介)P6
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禅宗寺 高野山米国別院 裏千家茶道・松本宗静(ロサンゼルス) 裏千家茶道・小泉宗由(オレンジ・カウンティー)裏千家茶道・スタット片山宗綾(サンディエゴ・チュラビスタ)カリフォルニア愛石会 NKナーサリー(園芸店)・草月いけばな・北島蓉幸 粟屋陽子琴教室 花柳若奈舞踊教室 坂東三津拡会(坂東流直門)坂東秀十美舞踊教室 照屋勝子筝曲研究会 真境名本流琉舞道場 北米沖縄県人会


◎新年広告(日本カルチャー教室の紹介)P7
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西本願寺ロサンゼルス別院 東本願寺ロサンゼルス別院 LA着物クラブ 山野流着装教室 日本伝統芸能振興会 日本語学園協同システム・バレー学園・羅府中央学園・パサデナ学園・オレンジ・コースト学園・中高校部 寿司シェフ・インティチュート 香川保険 木村フォトマート


◎琉球芸能「海の天境-Umi nu Tinzakai」について琉球大学の山里勝己(やまざと・かつのり)教授の解説(P8)
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民族によってことばのリズムが違う。琉球の詩は、日本の短歌や俳句とは違うリズムを持っている。琉球リズムによって書かれた組踊り(くみうどい)は1719年に中国使節が見たという記録が残っている。そのときの踊り奉行を勤めてのが、組踊の始祖と呼ばれる玉城朝薫(たまぐすく・ちょうくん)である。組踊りは、2007年の芥川賞作家の大城立裕による「花の幻琉球組踊十番」で現代に復活した。今回、ロサンゼルス公演が行われる「海の天境」も大城の作品で、国立劇場おきなわの芸術監督を務める幸喜良秀(こうき・りょうしゅう)が演出している。

◎広告:玉城流扇寿会 琉球芸能公演「琉球芸能のいま」1月31日午後2時、エルカミノ大学(P8)
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◎広告:演劇「カタキ」1月22日-2月13日、金、土、日の週末の公演(P8)
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# by culturalnews | 2010-01-22 17:54 | 月別の日本語要約
   報告者:東 繁春 (カルチュラル・ニュース編集長)

◎フロントページ・トップの写真(左から)高野山米国別院の初詣で販売されるお守りお札や破魔矢(3ページ)。ナギナタ道場(2ページ)。色紙展示(4ページ)

◎「伝統的」行事を体験できるロサンゼルスのお正月(1ページから、3ページへ)

ロサンゼルスのお正月では、現在の日本では、あまり経験することがない「伝統的」行事を見ることができます。

今年で20回目を迎えるのが、「カリフォルニア愛石会」によるハンティングトン・ライブラリー(博物館)での「愛石展」です。クリスマスの翌日26日から開幕し、1月1日はパサデナ・ローズ・パレードの混雑を避けて休館しますが、1月2日まで続きます。
  英語ではビューイング・ストーン(鑑賞するための石)ショーと表現します。カリフォルニア愛石会は、1983年にニナとラリーのラグル夫妻によって「カリフォルニア盆栽協会」の中に発足しました。
  ハンティングトン・ライブラリーは、大富豪ヘンリー・ハンティングトンが残した大邸宅の敷地200エーカーに、博物館や美術館が建てられています。グーテンベルグの作った世界最初の聖書本や死海文書など考古学の重要文献などを所蔵する世界レベルの博物館です。ミュージアム(博物館)という名称は使わずライブラリー(図書館)という名称を使っていますが、実態は博物館です。
  正式名称は、ハンティングトン・ライブラリー・アンド・ガーデン、といい、1912年にまず、最初に日本庭園作られて、その後、バラ園、サボテン公園、そして最近は中国庭園も作られています。また、アメリカ人画家の一級品を集めた美術館もあります。入場料は、平日15ドル、週末20ドルです。
  カリフォルニア愛石会のメンバーは、大半が白人です。日系人や日本人も数名いますが、今や、アメリカ人中心の団体になっています。
  「愛石展」は、入場券販売所の手前に入口があるフレンズ・ホールで行われるため、入場料なしでみることができます。もちろん、「愛石展」のあとで、入場券を買って、ハンティングトン・ライブラリーの日本庭園や美術館を散策するのも、楽しいものです。

日本でもなかなか、見ることができないのが高野山米国別院(リトル東京)での初護摩です。日本の高野山で修業をつまれ、在米30年の旭清澄・高野山北米総監によって元旦午前10時から、別院本堂内で行われます。高野山米国別院は正月三が日、午前10時から午後5時まで、初詣客を受け入れており、初詣客は三日間で数千人の数に達し、年々増えています。お守り、お札、破魔矢など、日本の正月にかかせないものも、購入することができます。

「正月事始」(しょうがつ・ことはじめ)は元来12月13日に、正月の用意を始めるという習慣ですが、ロサンゼルスの日米文化会館(JACCC)の芸術部長の小阪博一さんは「新年の初めに行うイベント」の意味に使い、毎年最初の日曜日に、弓を射る儀式をクライマックスにもってくる日本伝統芸術と西洋芸術のコラボレーション(共同出演)パフォーマンスを行っています。今年のテーマは「初笑顔」で、ロサンゼルスから藤間勘須磨会の日本舞踊、日本から清虚洞一弦琴宗家四代目の峰岸一水さんの一弦琴の演奏が行われます。
  一弦琴は、江戸時代に作られた楽器で、一本の弦だけで音を出します。このほかには、韓国民族舞踊とコルバーン・スクールのダンス生徒によるモダンダンスが上演されます。最後に初矢を射るパフォーマンスをするのは小阪さんと一弓会です。一弓会は、小阪が指導する弓道グループで、白人と日系人が中心です。JACCC「事始」はアラタニ日米劇場で、1月3日(日)午後1時から行われ、入場券は、一般が20ドルです。
  JACCC「事始」のあとは、日米文化会館1階のドイザキ・ギャラリーで「色紙展」(4ページ)が行われます。今年のテーマはパフォーマンスと同じ「初笑顔」で、一般から募集した色紙約200点が2月28日まで、展示されます。入場は無料です。

南カリフォルニア日系商工会議所が主催の「お正月inリトル東京」イベント(3、4ページ)は元旦午前11時から午後4時まで、ウエラー・コート・ショッピング・センタージャパニーズ・ビレッジ・プラザ(JVP)で行われます。
  ウエラー・コートがメイン会場で、午前11時からUSC(南カリフォルニア大学)火山太鼓の演奏で開会式が行われます。獅子舞、餅撒き、書初め、着物ショー、民謡などが午後3時まで行われる。JVPステージは12時から開会式で、福岡県人会メンバーによる小倉祇園太鼓の演奏、餅撒き、民謡、阿波踊り、カラオケなどが午後4時まで行われます。ウエラーコートでは、餅つきが行われます。いずれも、無料で楽しむことができます。
  LA着物クラブは、第1回の「ミス着物LAコンテスト」を行います。午前11時45分までにLA着物クラブ・ブースで登録を受け付けます。発表は午後1時35分から、ウエラー・コート・ステージの着物ショーの中で行われます。ミス着物に選ばれたひとには100ドル、次点のひとには50ドルの賞金も出ます。

◎都ハイブリッド・ホテルがトーレンスに開業(1ページから6ページへ)

日本の近鉄が出資する「都ハイブリッド・ホテル」が日本企業の多いロサンゼルス南郊のトーレンス市にオープンしました。場所は、日本人が集まるショッピングセンター「ミツワ・マーケット・プレイス」の北隣です。日本文化とアメリカ文化の融合、最新技術と環境保護の融合を基本理念に作られたホテルで、7階建て、208室のホテルです。
 ホテル・ロビーには盆栽が3点置かれ、1階催し物会場ロビーにはロサンゼルス在住の画家・灰原宣明さんによる日本画風な抽象画が2点飾られています。
 12月2日に行われたオープニング・イベントには、トーレンス市長など地元政治家や日本人、日本企業など約500人が招待されました。日本からは、山口昌紀・近鉄会長が参加しました。
 予約は www.miyakohybridhotel.comからできます。12月24日現在では、平日が139ドル、週末$99ドルの料金が出ています。日本式の体全体が入るバスタブやウォシュレット付きトイレが全室に入っています。1階に、日本食をベースにした創作料理の「権八レストラン」が開業しています。岩盤浴を売り物のスパ「利楽園」が2月にオープンします。

◎ロサンゼルスで一足さきに天皇誕生日イベント(1ページの写真と6ページに記事)

平成天皇の誕生日は12月23日ですが、当地ロサンゼルスでは、クリスマス休日にかかるため、例年、祝賀行事は12月第一週に行われています。12月3日にロサンゼルス総領事公邸で行われた祝賀式には地元の名士数百人が招待されました。今年は、ロサンゼルスの緊那羅雅楽(きんなら・ががく)による雅楽演奏、そして東京の山野美容学校傘下にある山野着装(やまのきそう)の提供による平安時代衣装、直衣(のうし)と十二単(じゅうにひとえ)のお披露目(写真1ページ上)があり、参加者の目を奪いました。着付けは山野着装の新藤愛子・宗伝が担当されました。また、山野美容学校の理事長、山野正義氏も同行していました。
 また12月1日には兵庫県芦屋市から小笠原煎茶道の家元、小笠原秀道氏が、総領事公邸で天皇・皇后への献茶式を行いました。写真(1ページ下)は、天皇・皇后の写真が立てられた式壇にお茶を献上しているところです。左に座っているのが小笠原秀道氏です。

◎アメリカに広がる「なぎなた」(2ページから6ページ)

日本でも、見る機会の少なくなった「なぎなた」を広めている日系人女性がいます。ロサンゼルス近郊ガーデナに住む中野三千代ヘレンさん(70歳)です。中野さんは、世界に「なぎなた」を広めた功績で2009年春の叙勲で旭日小綬賞を受けています。
  中野ヘレンさんが「なぎなた」に出会ったのは約40年前です。日本で、徳永千代子先生から初めて「なぎなた」の教えてを受けました。ロサンゼルスでモリ・トラオ先生から「なぎなた」と剣道の両方の指導を受けました。1974年には南カリフォルニアなぎなた連盟を結成し「なぎなた」訓練の基礎を作りました。現在、この連盟の下に4カ所の練習場がロサンゼルス近郊に、そしてフロリダ州タラハシ、ネブラスカ州リンカーンのネブラスカ大学内、そしてアリゾナ州フェニックスの3カ所の練習場があります。ロサンゼルスの練習場のひとつに、トーレンス市エルカミノ大学の「なぎなた」クラスがあります。週2日(火曜日と木曜日)、正規のクラスとして、中野ヘレンさんは、アメリカ人学生に「なぎなた」を教えています。
  アメリカの「なぎなた」は、中野さんが会長の南カリフォルニア連盟のほかに、北カリフォルニア連盟、グレーター・ニューヨーク連盟、ロッキー・マウンテン連盟、太平洋北西連盟があり、これらの地域連盟が合同して合衆国ナギナタ連盟を結成しています。
  また1990年には国際なぎなた連盟が作られ、中野さんは、パン・アメリカ地域代表に任命されています。

◎柔道指導員の検定講習会、2月5-7日(2ページ)

ユナイテッド・ステーツ・柔道・インク(USJI)は、柔道指導員の検定講習会を2月5日から7日まで、パコイマの日系コミュニティー・センターで行います。ウエスト・ポイント米陸軍士官学校の教官、ヘクター・モラレス中佐、講道館指導員で、皇宮警察柔道師範の榎義治・七段が講演する。ロサンゼルスの柔道家、今村春男八段、永利靖彦七段、清野利幸七段が指導にあたります。
  また、2月7日午後3時からの講演デモンストレーションは一般に公開されます。参加費は15ドル。問い合わせ、申し込みは柔道リサーチ・デベロプメント・グループまで。

◎オーロラ財団の奨学資金(2ページ)

◎リトル東京でのお正月行事(3ページ)

◎第20回愛石展がハンティングライブラリーで、12月26日から1月2日まで(1月1日は閉会)3ページ ◎「伝統的」行事を体験できるロサンゼルスのお正月(1ページから、3ページへ)の項目を参照ください。


◎玉城流(たまぐすく・りゅう)扇寿会(せんじゅ・かい)の琉球芸能公演、1月31日(3ページ)

総勢40人が沖縄から来て、琉球芸能の真髄を披露します。会場は、エルカミノ大学のマーシー講堂(2000席)です。入場券は前売りが35ドル、当日券は45ドルです。沖縄県人会(OAA)オフィスなどで、購入できます。

◎クラーク日本美術・文化研究センターのサムライ展示(4ページ)
「源平合戦」の大型屏風を中心に、兜鎧、刀、などを総合的に紹介しています。1月30日まで

◎色紙展(4ページ)

◎リトル東京のお正月イベント(4ページ)

◎ミス着物コンテスト(4ページ)
◎(広告)活動写真12月20日(5ページ)

◎(広告)カリフォルニア愛石会の展示 (5ページ)

◎(広告)日本語学園協同システム1月9日から後期授業の開始 (5ページ)

◎(広告)高野山米国別院の初詣(5ページ)

◎(広告)日米文化会館2010年事始パフォーマンス、色紙展示会、子供お正月ワークショップ (5ページ)

◎ 神浦元彰のニュース分析「メディアが伝えない日本」(6ページ)

沖縄の米海兵隊基地の移転問題 将来の北朝鮮の消滅を予測すれば、嘉手納統合が本命

沖縄の市街地にある米海兵隊の普天間飛行場を移設する案で、日本のメディアは鳩山政権が窮地に立ったと報じている。北沢防衛大臣は日米が06年に合意したキャンプ・シュワブ沿岸への移設を支持している。岡田外相は嘉手納基地に統合することを提案した。鳩山首相は沖縄以外の県や国外を検討したいとしている。閣内の3人がそれぞれ別の方向を向いているからだ。さらにゲーツ国防長官とオバマ大統領が来日し、キャンプ・シュワブ案を履行するように強く求めたと報じられた。このままでは日米同盟が破綻するという危機説まで飛び出している。

しかし政治や外交の駆け引きを差し引けば、普天間基地移転は嘉手納基地統合しかないというのが私の考えだ。なぜなら沖縄の海兵隊は、韓国に駐留する米軍を助けるために駐留している。北朝鮮が韓国に攻めてくれば、直ちに朝鮮半島に緊急出動して在韓米軍を支援するためである。その間に米本土から、米陸軍や米海軍が応援に駆けつけるという前方展開戦略である。

しかし北朝鮮が消滅し、在韓米軍が韓国から撤退すれば、在沖の海兵隊は沖縄に存在する意味を失う。海兵隊は中国という大国に正面から対決する軍隊ではない。それは米国の陸・海・空軍の役割である。
今は、北朝鮮が韓国に攻めてくる可能性は限りなくゼロに近いのに、沖縄に新たに巨大海兵隊新基地を造る意味がないというのが嘉手納統合案の根幹である。

嘉手納基地には隣接して嘉手納弾薬庫がある。そして弾薬庫の敷地が嘉手納基地の1,3倍という広大なのである。アメリカ軍は精密誘導兵器の普及で、弾薬庫に貯蔵する弾薬量が激減した。そこで嘉手納弾薬庫の一部に海兵隊のヘリ部隊用の滑走路建設は可能である。
米軍が嘉手納統合に反対している一番の理由は、現在の2本の滑走路を、空軍の戦闘機と海兵隊のヘリ部隊が共有しなければ、ならなくなるからだ。しかし、弾薬庫跡地にヘリ部隊用の滑走路を作る案であれば、米軍に反対の理由はなくなってしまう。

◎日系人のソーテル地区で集いの会(6ページ)1月2日午後1時から5時まで、ウエスト・ロサンゼルス仏教会にて。参加費は、ひとり20ドル、夫婦の場合は30ドル。

◎アンディー松田の寿司職人学校(7ページ)一般の料理教室やグルメ食材店でも寿司教室を開催するところが増えています。

◎(広告)骨董「イチ・ニー」のセール (7ページ)
◎(広告)寿司職人学校 (7ページ)
◎(広告)香川保険会社 (7ページ)
◎(広告)カメラ・写真用具の専門店・木村フォトマート(7ページ)

◎(全面広告)都ハイブリッド・ホテルがトーレンスに開業(8ページ)
# by culturalnews | 2009-12-25 15:36 | 月別の日本語要約