英字新聞カルチュラル・ニュースの日本語要約


by culturalnews

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カルチュラル・ニュース社長(兼)編集長 東 繁春
2007年11月6日

 もうすぐ、2007年も、終わります。わたしは、今年54歳、ちょうど、27歳のときにロサンゼルスに渡り、アメリカ生活を始めましたので、人生のちょうど、半分をアメリカと日本で過ごしたことになります。

 日本に居たときは、まったく、日本文化に関心がなく、アメリカ人の思考法やライフスタイルを取り入れなければ、日本がダメになるとまで、考えていました。ところが、アメリカ事情がわかるにつれて、アメリカが格段優れた国ではなく、また、日本が著しく遅れた国でもないように考えるように、なりました。

 日本人が持つ、「日本人劣性・アメリカ人優性」の「日本人観」や「アメリカ人観」はメディア(新聞・テレビ・映画など)を通じて意図的に作られているのではないかと、考えるように、なりました。

 ちょうど、10年前に、始めた英字新聞「カルチュラル・ニュース」は、当初は、ロサンゼルスの日本人コミュニティーを紹介する目的で、日本文化紹介を意図したものではありませんでした。
  
 しかし、ロサンゼルスの日本人に関心を持ってくれる読者を探していく過程で、日本文化・芸術に造詣が深いアメリカ人に、たくさん出会う機会があり、まさに、目から鱗が落ちるような気持で、わたし自身が日本文化のおもしろさに、目覚めることができました。

 ロサンゼルスで日本文化に関心のあるアメリカ人と出会うなかで、わたしは「日本文化はすでに世界遺産」であると確信するようになりました。日本文化を英字新聞で紹介する仕事は、大手新聞社や政府機関が行なっても、なんら不思議はない、むしろ、当然のことと思うのですが、ロサンゼルスで、過去10年間に渡って、毎月、英字新聞を発行し続けているのは、このカルチュラル・ニュースしか、ありません。

 カルチュラル・ニュースは、多くの方の協力・サポートを得て、発行を続けてくることができているですが、取材・編集・紙面デザイン・発送・配達・購読者の開拓・集金・広告営業・請求書・ホームページ作成といった、新聞発行に必要な仕事の90%は、わたし一人でやってきました。

 カルチュラル・ニュースは、わずか、8ページ、6000部の小さな新聞ですが、わたし一人で発行し続けるというのは、わたしにとっては、とても、大きな事業です。

 なぜ、10年たっても一人でやっているのか、というと、文化を紹介する仕事では、金儲けはできないと、思うからです。むしろ、ときには赤字を覚悟しないと取り組むことができない仕事です。
 
 わたし一人で仕事を続けるのであれば、万が一、新聞発行ができなくなったときの、社会にたいする迷惑を最小限に食い止めることができると、考えているからです。文化紹介の仕事に成果が出てくるには、10年、20年の時間がかかると、考えているます。ですから、地道に(一人で)続けて行こうと思っています。
 
日本文化を伝える英字新聞を発行し続けるための協力のお願い

 年12回、8ページのタブロイド新聞を発行するために、年間約6万ドル(約600万円)かかります。この6万ドルの収入を確保するために購読1000部(25ドルx1000部=2万5000ドル)をめざしています。今まで500部の購読を確保しています(25ドル x 500部=1万2500ドル)。現在の購読者が、一人、新たな購読者を紹介していただくことができれば、1000部の購読が実現します。

<購読の申込>
購読者を増やすことに協力してください。アメリカ国内の購読は年間25ドルです。アメリカ以外、日本、ヨーロッパ、オーストラリアなどへの年間購読料は60ドル(日本では6000円です)。


日本での購読料は、1年間6000円です。
送金先は、日本に開いています郵便振替口座へ送ってください。
  口座名: カルチュラル・ニュース日本支局
  口座番号:00220-0-45054

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<広告の申込>
カルチュラル・ニュースは、ロサンゼルスで日本文化を伝える唯一の専門誌として美術館、大学、政府機関から高い評価を受けています。日本文化をテーマにした広告(着物販売、邦楽コンサートなど)がありましたら、ぜひカルチュラル・ニュースに申し込んでください。他の出版物に比べると、安い料金で、大きな宣伝効果をあげることができます。1/4ページの大きさの広告で1回240ドルです。
 
広告についての問合せは、higashi@culturalnews.com、(213) 819-4100へ。

<寄付のお願い>
年間約6万ドルの予算に対して、購読と広告の収入見込みが約4万ドル。日本文化紹介の事業収入が約1万ドル。残り約1万ドルの寄付が必要です。金額はいくらでも、けっこうですから、カルチュラル・ニュースを発行するために、寄付をお願いします。日本文化紹介の仕事は、わたし一人の力では、続けられません。みなさんの協力があって初めて実現します。


カルチュラル・ニュースは1998年7月に東繁春が創刊しました。2001年までは東繁春の個人事業でしたが、911事件で東繁春が生活費を得ていた旅行会社の仕事を失った際に、東繁春の支援者から寄付が集まり、その総額が8000ドルとなりました。この8000ドルを資本金として2002年6月に Cultural News, Inc (カルチュラル・ニュース社)をカリフォルニア州法の下で設立しました。その後株主数は、1株500ドルの出資で約40人になっています。


寄付金の送金用紙を添付してあります。金額は、いくらでも、けっこうです。
日本文化を世界に知らせる仕事をいっしょにやって行きませんか。

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日本文化を伝える英字新聞「カルチュラル・ニュース」の発行を続けるために

わたくし(寄付者名_______________)は、ロサンゼルスで英字新聞「カルチュラル・ニュース」を発行し続ける東繁春さんの趣旨に賛同し、日本文化を世界に伝える仕事のために

       (   )   500ドル
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口座名: Cultural News, Inc.

アメリカ国内から、寄付を送る場合は、小切手で、Cultural News, P.O. Box 48678, Los Angeles, CA 90048 へ送ってください。

(213) 819-4100 Fax: (213) 388-8428 higashi@culturalnews.com
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by culturalnews | 2008-11-07 04:51 | 日本文化を普及するために
東繁春は、11月16日から24日まで、日本出張をします。

11月19日午後6時30分から午後8時まで、呉市国際交流広場(広島県呉市中通 1-1-2 ビューポートくれ2階の研修室)で、「ロサンゼルス源氏物語報告会-日本文化はすでに世界遺産」をテーマに話をします。

日本のマスコミが報じていない、アメリカのようすを、話します。

無料です。時間がありましたら、おいでください。
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by culturalnews | 2008-11-01 17:38
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写真説明=平安時代の衣裳を身につけたカリフォルニア州立大学ノースリッジ校の学生たち(右から二番目は江戸時代の裃)(カルチュラル・ニュース提供写真)

(新聞記事風に) 

 『源氏物語』が書かれて千年目になることを記念して、九月中旬、徳島市の大学教授と着付け教室の講師ら十二人がロサンゼルスを訪れ、大学、美術館、日本語学校を回り、『源氏物語』を解説しながら平安時代の貴族衣裳を紹介した。

 「ロサンゼルス源氏物語フェスティバル」と名付けられたこのイベントは、日本文化を紹介するロサンゼルスの英字新聞「カルチュラル・ニュース」と四国大学児童学科の世羅博昭教授の発案。日本の「源氏物語千年紀委員会」の後援事業。またアメリカのアジア学会北東アジア審議会からの助成金を受けた。カリフォルニア州立大学ノースリッジ校文学・言語学部の廣田昭子教授が協力した。

 世羅教授は三年連続して大学の夏季休暇を利用してロサンゼルスを訪れ「源氏物語輪読会」を開いているが、昨年と今年は徳島市の瀬尾静子きもの学院の講師らと供に、同学院が持っている平安時代衣裳をロサンゼルスに持ちこみ『源氏物語』の説明をした後で、実際の平安貴族のファッションを見てもらう、という講義・実演を行なった。
 
 講義の後で実際の体験をするこの方式は、アメリカの大学ではレクチャー・アンド・デモンストレーションと呼ばれているもの。

 今年は、九月二四日の午後に、カリフォルニア州立大学ノースリッジ校、同日夜にパサデナのパシフィック・アジア美術館、二五日午後にロサンゼルスの私大オキシデンタル大学、二七日午前にコスタメサの日本語学園協同システムオレンジ・コースト学園で、この講義・実演を行なった。
また、二六日夜は、カリフォルニア州立大学ロングビーチ校内の日本庭園で、庭園会員のための特別プログラムに参加した。

 初めて平安時代の衣裳を身に付けたアメリカ人学生は、衣裳が重いことや、着ていると暑くなることに、びっくりしていた。

  ノースリッジ校では、『源氏物語』の中一章「末摘花」(すえつむはな)の場面を描いた英語寸劇が、平安貴族の衣裳を付けた学生によって演じられた。
  
 「源氏物語輪読会」は、九月二一、二二日の二日間、ロサンゼルスの日本語学園協同システム本部で終日行なわれたほか、約三時間の講義が、二一日夜、リトル東京の共同貿易会議室で、二六日午後にサンフェルナンド・バレーの飯沼信子さん宅で、二八日午後にはオレンジ・カウンティー・タスティンの住山弘さん宅で行なわれた。
 
 世羅教授は、四国大学の前にいた国立鳴門教育大学を二年前に定年退官するまで、高校国語教師を二十一年、国立大学で国語教育を教える「先生の先生」の仕事に二十一年携わっていた。

 高校国語教師時代に、『源氏者物語』を教えることに打ち込み、その時代にまとめたテキスト『源氏物語・学習の探求』は一九九〇年に、全国大学国語教育学会賞を受けている。

 カルチュラル・ニュースの東繁春編集長が、二年前に、鳴門教育大で、世羅教授の退官記念講義を聞いた際、ロサンゼルスで「源氏物語輪読会」を開く話が持ち上がった。東さんは、世羅教授が、広島県呉市内の県立高校で教えていたときの生徒だった。

(了)
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by culturalnews | 2008-11-01 17:32 | イベント
2008年10月31日    
カルチュラル・ニュース社長 東 繁春

e0069249_13405765.jpgここ数年、顕著になっているアメリカ人の日本文化への関心の深まりに答えるため、ロサンゼルスで英字新聞を発行するカルチュラル・ニュース社は、「2008年版ロサンゼルス源氏物語フェスティバル」と銘打って、「源氏物語」をテーマにした平安時代の貴族衣装を紹介するイベントを、9月24日から27日にかけて、大学、美術館、日本語学校の計4カ所で、四国大学(徳島市)の世羅博昭教授と瀬尾静子きもの学院(徳島市)の協力によって行いしました。

世羅教授は、広島県立高校と広島大学付属中高学校の国語教師の仕事に、合わせて21年間携わり、古典文学教育を探求されました。特に「源氏物語」の指導に力を注がれ、この時代にまとめられた『「源氏物語」学習指導の探求』(渓水社・1989年刊)は1990年の全国大学国語教育学会賞を受賞しました。

e0069249_13444977.jpg高校教師の後、国立長崎大学教育学部で助教授を5年間、そして国立鳴門教育大学(徳島県)で教授になり、16年間を、全国から集まった小・中学の国語教師を指導する、いわば「先生の先生」でした。鳴門教育大での仕事は、小学1年生のひらがなの書き方を教えることから、中学3年生の内容まで、学習者の発達に合わせて、日本語教科法を教えるという、実に、広範なテーマを扱われました。

世羅教授は、2006年3月、鳴門教育大学を定年退官しましたが、同じ時期に広島大学から教育学博士の学位を受けました。この博士号の研究テーマは「高等学校における古典指導の創造的展開-単元の編成と指導法の開拓-」でした。

瀬尾静子きもの学院を主宰する瀬尾静子さんは、映画・舞台のメイク、スタイリストからファッション・モデルを経て、38年前に、きもの学院を徳島市に設立しました。教授内容は、冠婚葬祭のための着物の着付けだけでなく、平安時代から江戸時代までに至る着物の歴史と、当時の衣装を再現し、時代衣装の着付けもする、という日本でも、ひじょうにめずらしい存在です。

カルチュラル・ニュース社は、昨年8月、世羅教授と瀬尾きもの学院の着付講師6人の協力で、e0069249_13542912.jpgカリフォルニア州立大学ロングビーチ校日本庭園、パシフィック・アジア美術館(パサデナ)、日本語学園協同システム・パサデナ校で「ロサンゼルス源氏物語フェスティバル」を行い、好評を得たことから、2008年版の同イベントを計画、カリフォルニア州立大学ノースリッジ校の廣田昭子教授の協力を得て、今回の平安時代衣裳のレクチャー・アンド・デモンストレーションの日程を組むことができました。

今年の「ロサンゼルス源氏物語フェスティバル」には、四国大学の世羅教授を団長に、瀬尾静子きもの学院長を副団長、そしてきもの学院講師10人と徳島県立文学書道館の学芸員・竹内紀子さんの計13人が、徳島から参加しました。

また、今回の一連のイベントは、世羅教授の手配で、「源氏物語千年紀委員会」の後援を得ることができました。アメリカ側では、廣田昭子教授の手配で、アジア学会北東アジア審議会からの助成金を得ることができ、フェスティバル一行のホテルと大学間のバスのチャーター、一部の食事とホテル代に充てることができました。

◎カリフォルニア州立大学ノースリッジ校(CSUN)とパシフィック・アジア美術館(パサデナ)=9月24日

e0069249_13424470.jpgCSUNでは、近代・古典の文学・言語学部の廣田昭子教授の全面協力によって、キャンパス内グランド・サロンを会場にして、午後1時から約2時間にわたって、平安衣装の着付ショーと、CSUN学生による「末摘花」(すえつむはな)(源氏物語から)の寸劇を上演し、約130人の観客を魅了しました。

廣田教授はCSUNで日本語・日本文化を担当、これまで、大学での茶道のデモンストレーションや相撲の実演を行い、日本文化紹介をしています。

CSUNのレクチャー・アンド・デモンストレーションでは、世羅教授が、今回、源氏物語千年紀を記念して、徳島から平安時代の衣装をアメリカに持ってきた意義を説明、その後、竹内紀子さんが、「源氏物語」の冒頭を日本語で朗読、それを受けて、廣田教授が、英訳と「源氏物語」の解説を行ないました。

着物紹介では、襦袢を着た、男女の学生をステージに上げ、その上に直衣(のうし)と小袿(こうちぎ)を着付けていくようすを観客に見せながら、瀬尾学院長が説明をして行きました。

その後で、直衣、狩衣(かりぎぬ)、小袿、女房装束(2点)を使って、「末摘花」の役柄を作り、約10分の寸劇を行ないました。

e0069249_1346717.jpgこのCSUN学生が演じた寸劇は、世羅教授が教える四国大学児童学科の学生が昨年、卒業研究用に制作した「末摘花」の脚本を、廣田教授が要約し、英訳したものです。練習日数がわずか10日間だったにも、かかわらず、学生はせりふとの暗記、しぐさを覚えました。平安時代の衣装は、当日、初めて着るという経験であったにも、かかわらず、学生たちは、見事に役をこなしました。

このあと、平安時代の武士が着ていた直垂(ひたたれ)、踊り子の衣裳だった白拍子(しらびょうし)が紹介され、寸劇の登場人物といっしょになってステージで、衣裳を披露しました。
初めて平安時代の衣裳を着た学生の感想は、一同に、衣裳が重く、身動きができない、というものでした。また、瀬尾学院長の、平安時代の衣裳は、現代の日本では見ることができない、という説明を聞いたあとは、日本人でも着ることができない衣裳を着ることができてうれしい、という感想がありました。

CSUNには、日本人留学生も多く、この日参加した日本人留学生は「アメリカに来て、初めて日e0069249_13545175.jpg本文化に出会った」と感想を語っていました。

CSUNの学生と徳島からの一行は、この日の夕方、パサデナのパシフィック・アジア美術館に移動し、午後7時から8時30分まで、午前中のCSUNと同様の着付けショーと寸劇を行ないました。

午後9時から10時半では、美術館の向かい側にあるカリフォルニア・ピザ・キッチンで、CSUN学生と徳島一行の交流会を持ちました。

◎オキシデンタル大学=9月25日

e0069249_13473444.jpgオキシデンタル大学では、アジア学部日本コースの江崎素子助教授の全面協力で、へリック・チャペルで、午後3時から5時までレクチャー・アンド・デモンストレーションが行なわれました。会場には、アジア学、芸術史と絵画学、演劇学の3つの学部の学生、約100人が集まり、世羅教授による「源氏物語絵巻」のスライドを使った「源氏物語」の解説、きもの学院講師による着付けを見ながら、瀬尾学院長による、着付け解説を聞きました。e0069249_1348415.jpg









◎カリフォルニア州立大学ロングビーチ校日本庭園=9月26日

e0069249_13493432.jpg昨年に続き、2回目となった日本庭園での平安時代の衣裳デモは、午後6時30分から8時30分までと、夜の帳の中で行なわれ、琴と尺八の音色が流れるなか、まさに平安時代の御殿を想像させる舞台設定となりました。

この夜のイベントは、平安衣裳を見せるための、日本庭園会員向けの特別イベントとして企画されました。

平安時代の衣裳を付けた白人やアジア人学生は、日本庭園内に立って、衣裳を披露しました。薄明かりの中、池の端に作られた仮設舞台で着付けショーが行なわれました。この夜の小袿と直垂の着付けは、観客は池を挟んで、眺めるように設定されており、演出効果満点のイベントとなりました。

◎日本語学園協同システム・オレンジ・コースト学園=9月27日

e0069249_13522136.jpg日本語学園協同システムの加盟校、オレンジ・カウンティー・コスタメサ市内にあるオレンジ・コースト学園で午前11時から約1時間30分、小学1年生から高校3年生と対象にした着付けショーを行ないました。オレンジ・コースト学園の生徒のために、童水干(わらわ・すいかん)と童直垂(わらわ・ひたたれ)が徳島から持参されました。

オレンジ・コースト学園は、毎週土曜日だけ午前8時45時から12時15分まで、4時間の時間割りで日本語を教える学校です。この日は、4時間目を着付けショーにあて、全校生徒約100人が参加しました。

この学校での進行は、「源氏物語」の解説は省き、瀬尾学院長が、衣裳ひとつひとつについて、名称やこの衣裳を着た身分について説明していきました。

最初は、この時代衣裳を着ることを嫌がった低学年の子供も、学園全体が時代衣裳で興奮ぎみになってくると、すすんで衣裳を着るようになり、とても、満足感のある顔になりました。

◎「源氏物語輪読会」

e0069249_13501131.jpg「ロサンゼルス源氏物語フェスティバル」は、2006年9月に、カルチュラル・ニュース社が世羅教授をロサンゼルスに招いて、「源氏物語輪読会」(源氏物語を原文で読む会)を行なったことがきっかけとなっています。

2007年は、8月に世羅教授がロサンゼルスを訪れ、2008年の「源氏物語千年紀」を記念して3年計画で、「源氏物語」一部、二部、三部を読み通す予定が発表されました。

「源氏物語」は、全54帖から成っていますが、天皇の皇子と生まれた主人公が、臣籍降下し、源氏性となり、数多くの恋愛遍歴をくりひろげながら人臣最高の栄誉を極めるまでが、第一部。

光源氏が晩年にさしかかり、愛情生活の破綻による無常を覚えるまでが、第二部。光源氏の死後の子孫たちの恋を描いたのが、第三部と分けることが定説となっています。

「源氏物語輪読会」は、2006年、2007年、2008年と、ロサンゼルス・ダウンタウンにある協同システム本部校舎の会議室を借りて行なわれています。2008年の「源氏物語輪読会」は、9月21、22日に午前10時から午後5時まで協同システム校舎で行われました。e0069249_13503610.jpg

また、この昼間の輪読会に参加できないひとのために、21日夜はリトル東京内の共同貿易本社の会議室、26日はサンフェルナンド・バレー地区に、そして28日はオレンジ・カウンティー地区で、それぞれ個人宅を会場に使い、約3時間の「源氏物語入門」講義を行ないました。
世羅教授の講義は、光源氏を取り巻く人間関係図や、御殿内の見取り図を使ったり、平安時代の発声を再現した「源氏物語」の朗読テープを使うなど、立体的に、平安時代を説明しました。また世羅教授による登場人物ひとりひとりの人格説明に、参加者一同は「源氏者物語が身近になった」という感想を述べていました。

計4回の「源氏物語」勉強会では、延べ約40人が参加し、終了後、2009年の開催を要望されました。

(了)
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by culturalnews | 2008-11-01 13:36 | イベント