英字新聞カルチュラル・ニュースの日本語要約


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●必要性が高まる寿司シェフ(職人)作り (ページ1、4、6)

カルチュラル・ニュースでは、過去2年にわたって毎月、スシ・シェフ・インスツチュート(寿司職人学校)の創設者で主任講師のアンディー松田さんのコラムを掲載してきた。この号では、日本食レストラン業界のようすや松田さんの考えを掘り下げて紹介する。

松田さんは、兵庫県西脇市で生まれ、実家は小さなレストランを経営していた。高校を卒業後、5年間、大阪の老舗で修行した後、西脇に戻り、実家のレストランの事業拡大を実現させてから、1980年代にロサンゼルスに渡った。

ロサンゼルスに着いてすぐ、リトル東京の日本食レストランで採用され、わずか1週間で、調理場を任せられるようになった。その後、サンタモニカ、そしてコロラド州アスペンで寿司職人をし、再びロサンゼルスに戻ってロサンゼルス空港のシェラトン・ホテル、そして後にロングビーチのシェラトン・ホテルで寿司作りを担当した。

シェラトン・ホテルに居た1996年に、結腸ガンが見つかり、松田さんは治療が中心の生活をせざるを得なくなった。「気力の衰えを経験し、以前と同じようには仕事をすることができなくなりました。自分のレストランを開くという夢はなくなりましたが、人に教えることはできるかもしれない、と思うようになりました」と松田さんは、当時を振り返って語っている。

ちょうど、その時期に寿司職人を養成する学校を作ろうという話が持ち上がり、1998年にベニスにカリフォルニア・スシ・アカデミーが開校、松田さんは副社長兼主任講師で、この事業に参加する。松田さんは3年間、このアカデミーで教えるが、もっと多く寿司シェフを養成してくれ、というレストラン業界からの要望に、このアカデミーでは十分応えることが出来ないと判断し、独立を決心する。

2002年に、リトル東京内にあるメリノール日系コミュニティー・センター内のキッチンを借りて、松田さんはスシ・シェフ・インスツチュートを開校した。この学校は、2カ月で寿司シェフを養成するコースで、これまで、約700人がこのコースを終了している。

「日本では、一人前のシェフになるには、3年から5年はかかります。しかも、日本では調理場で職人の仕事を見て覚えろ、というやり方のため、教え方というのが存在しません。調理場に入って最初の1年から3年は、職人の仕事をただ見ているだけです」と松田さんは日本のやり方を説明する。

松田さんがスシ・シェフ・インスツチュートを作ったとき、地元ロサンゼルスの日本人社会の反応は冷ややかだった。「わずか、2カ月で、寿司シェフをどうやってトレーニングするのか?」と日本人からの応援はほとんどなかった。

「有能なシェフになるのは、どこの国にいても、簡単なことではありません。シェフになりたい、
という人が来たら、どんな人でも、教えることがわたしの仕事です」と松田さんは説明する。

スシ・シェフ・インスツチュートを宣伝するために、松田さんはイベントに出かけて、寿司作りを披露することを始めた。メキシコ人のお祭りシンコデマヨや、アジア系が集まる祭りロータス・フェスティバル、リトル東京の二世ウィークに出店した。ジャパン・エクスポでは50メートル(英文の50フィートは誤り)の長大な巻き寿司を作るイベントも行った。また、寿司作りを紹介するDVDの制作や、有名調理師学校でアメリカ人シェフに寿司料理を教える仕事も始めるようになった。

寿司シェフ・コースで学びたい、という希望者はアジア系から多く来るようになった。アジア人のレストラン経営者本人か、代わりの従業員が寿司作りを習いに来ている。ロサンゼルスのレストラン業界はきびしい競争にさらされている。近隣に同じようなメニューの店が多く、特に新規開店のレストランは値下げ攻勢をかけてくる。

そのため、レストランは既存メニューの値段を上げることはできず、その替わりに、新しいメニューをさがしている。そこで、店内に寿司バーを作るレストランが増えている、というのだ。

これまでも、カルチュラル・ニュースの松田さんのコラムで何回も紹介してきていることだが、松田さんの学校には、世界中から生徒が集まって来る。世界中で、寿司職人を養成してほしいという要望があるにもかかわらず、その学校はどこにも見つからないのだ。また、魚の水銀汚染の問題や、「スシ・ポリス」と海外では揶揄されている、日本政府が世界中の日本食レストランに点数を付けるという動きが、海外での日本食の普及にマイナスに作用していると、松田さんは指摘している。

とくに「スシ・ポリス」の問題は、手本となっているフランス料理と比べて、あまりにも前提条件が違いすぎる、という。フランス料理の場合は、世界中にフランス料理学校があるからだ。フランス料理店を開きたい経営者やシェフは、そこで、フランス料理を学ぶことができる。しかし、日本料理を学ぶ学校は、日本以外には存在しないのだ。

まず、日本料理を学ぶチャンスを世界中のひとに与え、正しい調理方法を普及させることが必要。その準備がなく、日本食レストランに点数を付ける制度は、現在進行中に日本食ブームの足を引っ張るだけ、と松田さんは説明している。スシ・シェフ・インスツチュートのホームページ www.sushischool.net

[1ページの写真は、アンディー松田さん(中央)と講師のニック・カン(黒い帽子)そして2008年2月の生徒たち。生徒たちは、メキシコ人、ヨーロッパからクロアチア人、ベトナム人韓国人、アメリカ人とさまざまな人種が集まっている]

(この記事はギャビン・ケリーが担当した)

●北米沖縄県人会芸能部の民謡ショー「謡(うた)やびら踊(うでぅ)やびら」、4月20日開催(2ページ)

北米沖縄県人会(750世帯、2500会員)の芸能部(20団体が加盟)の恒例の沖縄民謡ショー「謡やびら踊やびら」が、4月20日(日)午後2時から、トーレンスのアームストロング劇場で行われる。チケットは15ドルで、沖縄県人会オフィスで取り扱っている。

北米沖縄県人会芸能部は、2007年に設立20周年を迎えている。

4月20日の演目は次のとおり:開幕、古典音楽斉唱(野村流音楽協会、野村流古典音楽協会、光史(みつふみ)太鼓の会、興陽会北米支部など)渡(わた)りぞう、瀧落菅撹(たちうつすいがち)、早口説(はやくでぅち)
(赤花会西川敦子琉球民謡研究所)民謡「歌(うた)し橋(はし)かきで」「紺地小」(くんじがぁ)
(宮城流能松会宮城能松琉舞研究所)舞踊「醜童」(しゅんどう)
(玉城(たまぐすく)流冠千会与那嶺恵子琉舞道場)舞踊「日傘踊り」
(幸地由記琉球民謡研究所)民謡「ヤイマ」(八重山)など
(琉球民謡愛好会)民謡「島遊び」(しまあくび)「四季の鳥」
(石原春雄琉球民謡研究所)民謡「新でんさ節」「豊年太鼓」
(照屋勝子琉球筝曲研究所)琴演奏「なりやまあやぐ」「安里屋(あさどや)ユンタ」
(上江州(うえず)洋子琉球民謡研究所)民謡「センスルー」
(宮城能松会沼田美智子琉舞道場)舞踊「加那(かな)よー天川(あまか)」
(真境名(まじきな)本流真境名愛子琉舞道場)舞踊「小浜節」(くばまぶし)
(上江州洋子琉球民謡研究所)民謡「童神」(わらびがみ)
(島琉球民謡研究所、宮城流豊舞(とよぶ)会新垣幸子琉舞道場)民謡・舞踊「新加那よー」(しんかなよー)
(琉球国祭太鼓)太鼓演舞「エイサー」
出演者全員によるフィナーレ

●釈尊の誕生を祝うロサンゼルス仏教連盟の「花祭り」は「仏教と食」がテーマ、4月12-13日開催(3ページ)

西本願寺羅府別院、東本願寺ロサンゼルス別院、曹洞宗北米別院禅宗寺、高野山米国別院、日蓮宗
米国別院、浄土宗北米開教区本院、ロングビーチ仏教会からなるロサンゼルス仏教連盟の2008年の「花祭り」は「仏教と食」をテーマに、4月12と13日、リトル東京の高野山米国別院で行われる。

花祭り法要は、4月13日(日)午前11時からで、東本願寺の伊東憲昭輪番(英語)と西本願寺の松林忠芳輪番(日本語)が説教する。午後1時30分からのレクチャーは、日本食の卸業者、共同貿易社長で、アメリカで寿司を広めた功労者の金井紀年氏、洗心仏教会の小谷覚龍師、高野山の旭清澄(あさひ・せいちょう)・北米総監が講演する。

花祭り前夜の4月12日(土)は午後6時から、高野山で精進料理の会食があり、7時30分からは雅楽演奏が行われる。精進料理は50名限定で、一人50ドル、雅楽だけを聞く場合は、一人10ドルの寄付を受け付ける。

高野山の旭師は、30年前に、高野山で修行中、料理番を務めていた。毎日200人分を調理した経験があり、精進料理に詳しい。

●カリフォルニア州政府ライス・コミッションによる寿司マスター競技、4月20日に開催(3ページ)

カリフォルニア米の販売促進を行っているカリフォルニア州政府ライス・コミッションは、これまで、サクラメント、サンフランシスコで「寿司マスター競技」を開催してきたが、ロサンゼルス地区では初めての地区競技を、4月20日午後2時30分から4時30分まで、リトル東京のアラタニ日米劇場で開催する。競技に参加するロサンゼルス地区の料理人たちは、以下のとおり。

ハーモサ・ビーチのグーグー・スシの料理長ソン・キム
サンディエゴのスシバー・ニッポンの料理長兼経営責任者、松田卓矢
ロサンゼルスのスシ・ケータリング・トシの経営者兼料理人、関利彦
アルハンブラのゲイシャ・ハウスの料理長、アン・ソー
ロサンゼルスのタカミ・スシ&ロバタ・レストランの料理長兼経営責任者、ケニー山田

ロサンゼルス地区からの上位2名と、サクラメント、サンフランシスコ地区からの選抜者を集めて、6月10日にサクラメントで、「寿司マスター競技」ファイナルが行われる。

アラタニ劇場では、日本食の試食をはじめ、ステージ・ショーも行われる。入場料は一般席65ドル、指定席が75ドル。チケットの申込は、ロサンゼルスの主催者、日米文化会館か、サクラメントのカリフォルニア州政府ライス・コミッションへ。

●トーレンス市の「ブンカサイ」、4月26-27日開催(3ページ)
千葉県柏市と姉妹都市縁組をしているトーレンス市の姉妹都市協会は、日本テーマのイベント「ブンカサイ」を4月26、27日、トーレンス市の市役所となりの文化センター施設で行う。
●モントレーパーク市の「サクラ・マツリ」、4月19-20日開催(3ページ)
●リトル東京の「サクラ・マツリ」、4月5-6日開催(3ページ)
●日本政府機関が後援する日本食PRイベント、3月13日開催(3ページ)
日本貿易振興会(JETRO)日本国総領事館、国際観光振興機構(JNTO)が後援し、日本食文化協会主催の日本食PRイベントと酒の試飲会が、3月13日午後6時から、オレンジ・カウンティーのハイヤット・リージェンシー・ホテルで行なわれる。翌14日から、アナハイム・コンベンション・センターで食品業者が集まる「ナチュラル・プロダクト・ショー」の開催に合わせて行なわれる。

● 京都文化博物館で「源氏物語千年紀展」、4月26日から6月8日開催(4ページ)

2008年は、「源氏物語」が書かれて一千年になる年になることから、京都市中京区三条高倉の京都文化博物館で「源氏物語千年紀展」が4月26日から6月8日まで行われる。国宝・重要文化財の約40点をはじめ、海外からの里帰り作品を含む、絵画、書跡・典籍、版本、工芸など合計約180点が展示される。会期中に大幅な展示替えが行なわれる。

話題性のある展示としては、ちょうど一千年前に源氏物語が宮中で読まれていたことがわかる絵巻
国宝「紫式部日記絵巻」(鎌倉時代)五島美術館蔵や、五十四帖すべてを描く「源氏物語画帖」の最古の作品でハーバード大学サックラー美術館所蔵の「源氏物語画帖」土佐光信筆 (室町時代)がある。

入場料は、大人1300円。特別展示は午前10時から午後6時まで。月曜日が休館日。

●横浜の日本新聞博物館で風刺漫画家・近藤日出造展、4月20日まで開催(4ページ)

横浜市中区の官庁街にある日本新聞博物館(横浜情報文化センター、2~5階)では、「風刺漫画の父-近藤日出造の世界展」を4月20日まで開催中。新聞紙面に“わさび”を効かせる風刺漫画。この展示では風刺漫画の第一人者・近藤日出造(本名・秀蔵)の生誕100年を記念し、政治家・著名人の似顔絵、筆や机といった愛用品などを通じて、その偉業を振り返える。読売新聞社、日本新聞博物館の共催。

(横浜からのレポートは、南カリフォルニア大学で博士課程中の板津木綿子(いたつ・ゆうこ)さんから。板津さんは、現在、東京の津田塾大学で講師を務めている)

●着物スタイリストによる着物の着付けと講演、3月11日から17日まで開催(4ページ)

国際交流基金(ジャパン・ファウンデーション)ロサンゼルス事務所の主催による、京都の着物スタイリスト冨田伸明(とみた・のぶあき)による着物の着付けと講演が、3月11日から17日までラスベガス、南カリフォルニアで行なわれる。

冨田さんは、NHK紅白歌合戦の出演者の着物スタイリストとして有名。株式会社「京香織」の社長。「京香織」は着物デザイン、製作からテレビ・ドラマやイベントの着付けにスタイリストを派遣している。

今回同行する着付師は、熊木馨(くまき・かおる)さん。熊木さんは、1990年に「きものさろん花子」を設立している。

着物の着付けと講演の日程:3月11日、ラスベガス=サハラ・ウエスト図書館、3月13日、オレンジ・カウンティー=バーワーズ博物館、3月15日、ロサンゼルス・コリアタウン=韓国文化センター、3月16日、ロサンゼルス・リトル東京=日米文化会館、3月17日、UCLA=ファカリティー・センター

●クラーク・センターのスプリング・フェスティバル、4月20日開催(4ページ)

中部カリフォルニア、ハンフォードにある、クラーク・センター日本美術文化研究所では、恒例のスプリング・フェスティバルを4月20日(日)午前10時から午後5時まで行なう。折り紙、水引作り、盆栽展示や盆栽オークションが行なわれる。ハンフォードには、全米で知られている盆栽庭師の宮田ケンジさんが住んでおり、宮田さんの盆栽の手入れも披露される。

また、美術館で開催中の「日本の四季の花」展示は、3月29日まで、延長される。春の展示は、4月5日からで「中国の痕跡:中国様式の絵画の日本的な変化」をテーマに8月2日まで行われる。クラークセンターの美術館は、8月中は閉館する。

●ジャパン・フィルム・フェスティバル、4月11日から20日まで開催(4ページ)

アメリカでの日本映画というと、アニメや恐怖映画ばかり紹介されているが、多様性を誇る日本映画の全貌を伝えたいと「ジャパン・フィルム・フェスティバル」が、4月11日から20日まで、ロサンゼルスで開かれる。

「オールウェイズ三丁目の夕日」「フラガール」「夕凪の街・桜の国」など最新作から黒澤明の「椿三十郎」「隠し砦の三悪人」など、幅広く、約20作品が上映される。

上映場所は、4月11日から18日までが、リトル東京のイマジン・エイジアアン・センター、4月18日から20日がアーバインのスタープレックス・シネマ。上映日程は、未発表。

● 正派若柳流華の会、新春公演の写真(5ページ)
1月19日にリトル東京のアラタニ日米劇場で行なわれた正派若柳流華の会(若柳久三師匠)の新春公演の記念写真。上が長唄「風流陣」、踊り手は、若柳久女、若柳清花、若柳彩花、若柳彩女。下が長唄「賤機帯」(しずはたおび)、踊り手は、若柳久三、若柳彦左衛門。

●サンタクラリタの中学で、折り紙体験(5ページ)
着物着付けや江戸千家の茶道のお手前を通して、日本文化を教えているモアパーク在住の芥川婦身さんは、2月21日に、サンタクラリタ市のリオノルテ中学に招かれ、日本の折り紙を、生徒たちに披露した。この日の折り紙講習は、リオノルテ中学の図書館教師ロクサン・スロラウブさんが企画した、外国文化プログラムの一環。

●大相撲ロサンゼルス場所で、子供相撲の出番、6月7-8日開催(5ページ)

大相撲の地方巡業でしか見られないものに、初切(初っ切り=しょっきり)がある。初切とは相撲の禁じ手を面白おかしく紹介する見世物で、相撲の取組の前に、決まり手四十八手や禁じ手を紹介する。江戸時代から行われているが、現在では大相撲の花相撲や巡業などでしか見ることができない。

この初切が、ロサンゼルス巡業では見ることができる。またこの初切の中で、ロサンゼルス地元の子供が土俵に上がり、本物の力士と取り組むという趣向も用意されている。土俵に上がる子供は、5歳から10歳までの男児で、本人と保護者ともに、A席券(140ドル)を購入することが条件。申込は、ファックスでハワイの実行委員会事務局まで。

●ピアノで奏でる日本の旅コンサート、4月5日開催(6ページ)
ピアニスト、上野淳子ギャレットさんによる「日本―ピアノの旅:日本のピアノ音楽100年」コンサートが4月5日(土)午後2時からグランデール市のブランド図書館で行なわれる。日本で最初にピアノを用いた音楽は、1900年の滝廉太郎による作曲だった。それから、100年間の、日本音楽の変遷を紹介するピアノコンサート。無料。

●サンディエゴで琴とフルート・コンサート、3月20日から26日まで開催(6ページ)
宮城流の琴の師範免許をもつ、サンディエゴ在住の乗倉昌代さんと、クラリネットやフルートなどの専門家ロバート・ウイリアムズさんのコンビによるコンサートが、3月20日から26日まで、サンディエゴ地区で行なわれる。

●UCLAで日本のアニメやポップ・カルチャーをテーマにした研究会、3月13日から15日まで開催(6ページ)

●日米協会の恒例「カリフォルニア・グレイ鯨」見物航海、3月30日実行(6ページ)

●「招き猫」の絵本を出版(6ページ)
ロサンゼルスで30年間、写真館を経営していたサニー関さんは、数年前に引退し、絵本作家を目指しているが、関さんの第一作「ザ・テール・オブ・ラッキー・キャット」がイースト・ウエスト・ディスカバリー・プレスから出版され、英語版のほか、中国語、韓国語、ベトナム語など、アジアの国のことばを併記した版にも発展している。全米親の会出版賞も受けて、最近は大手量販店のターゲットでも販売されている。絵本は、「招き猫」の人形ができた経緯を語ったもので、実際に350年前に東京都世田谷区の豪徳寺が舞台だっと言われている。

●台湾のエバ航空が、大阪-ロサンゼルス線を就航(7ページ)

3月30日から、台湾のエバ航空が、週3回、火曜日、金曜日、日曜日発で、台北-大阪(関西空港)-ロサンゼルス線を就航させる。ロサンゼルス-関西空港便は、昨年9月末に日本航空が路線を廃止したため、現在は、どの航空会社も運行していない。

●日本政府の支援を受けて発足した日本食海外普及団体の事務局長が「スシ・ポリス」を否定
(7ページ)

「スシ・ポリス」と海外のマスコミから揶揄された日本政府の情報発信の源となったのが、2007年7月に農林水産省の支援で発足した「日本食レストラン海外普及推進機構」(略称JRO)。キッコーマンの茂木友三郎会長を、推進機構の会長に据え、事務局長には、外食産業の業界団体、日本フードサービス協会の加藤一隆専務理事が選ばれている。

このJRO事務局長の加藤氏は、2月22日、ビバリー・ヒルトン・ホテルで日本食レストラン経営者、日本食品メーカー駐在員らを集めた会合で、JROの目的は、「スシ・ポリス」と呼ばれる世界の日本食レストランを格付けすることではなく、日本からの日本食材の輸出促進であると、説明した。

加藤氏が専務理事を務めている日本フードサービス協会は、食料管理制度の撤廃や、牛肉の輸入制限の撤廃を求めて、長年、農林水産省と対立してきたを紹介した。JROの緊急の課題は、日本食材の海外への輸出が促進できるように、日本や各国にある障壁を改善することと、日本食調理のための衛生マニュアルを普及させること、と説明した。

JROのロサンゼルス支部は、当面は、経営コンサルタント会社パシフィック・アライアンス・グループの社長、佐野吉弘氏に委託されることになった。

●江戸時代に生まれたカンザシを今に伝えるKuniko Kanawaさん(8ページ)

江戸時代に発達したツマミ・カンザシの技法を習得し、ロサンゼルスでこのツマミ・カンザシを作り、インターネットで販売しているのがKuniko Kanawaさん。

江戸時代には、五カンザシと呼ばれる種類が発達した。華カンザシ、耳かきカンザシ、松葉カンザシ、玉カンザシ、ひら打ちカンザシの5種類。江戸ツマミ・カンザシは、華カンザシの種類のひとつで、布を摘まんで立体感を出すことが特徴。

現在、日本には、ツマミ・カンザシを作れる職人は15人しか残っていない。Kanawaさんは日本生まれだが、アメリカで暮らすようになって、日本の伝統文化に関心を持つようになった。2007年夏に、千葉県に住む職人から特訓を受け、技を受け継いだ。カンザシが購入できるホームページはhttp://atelierkanawa.com

カルチュラル・ニュースの購読申込は、電話(213) 819-4100 東(ひがし)まで
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by culturalnews | 2008-03-24 15:01 | 月別の日本語要約