英字新聞カルチュラル・ニュースの日本語要約


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第67回二世ウィーク祭りのパレードに、青森の「ねぶた」が登場、8月19日

 毎年8月、リトル東京で行われる二世ウィーク祭りのパレードに、今年は、青森で作った「ねぶた」1台が参加する。「ねぶた」は、七夕のときに行われる灯籠流しが原型と言われ、歴史上の人物などを描いた巨大な和紙のフロートで、内側から照明があてられよい闇に映える。8月上旬の青森の「ねぶた祭り」は、毎年350万人が訪れ、日本でも最大の祭りのひとつ。
 
 今回の「ねぶた」招致は、ロサンゼルスの日本企業が中心になって企画、3年前から準備が進められていた。1年前に、デザインが決められ、7月には、船便で、幅30フィート、長さ24フィート、高さ17フィートの「武田信玄」(写真)の「ねぶた」が、ロサンゼルス港に到着している。

 今年の二世ウィーク祭りパレードは、青森の「ねぶた」が終わってから、開催することにしたため、例年よりも、1週間遅くなった。また、「ねぶた」の照明を見てもらうため、パレードの開始時間も、例年の午後4時から、午後6時になり、最後列の「ねぶた」が動きだす時間を午後8時ごろに予定している。
 
 青森から、約150人の「ハネト」と呼ばれる踊り手たちが来ることになっていて、ロサンゼルスの地元で募集した「ハネト」と会わせて、数百人の踊り手が「ねぶた」を囲むプランになっている。

「源氏物語フェスティバル」:徳島から「源氏物語」講師と、平安時代の衣装がロサンゼルスへ、8月24日から28日

 昨年9月、カルチュラル・ニュース社は、徳島市の四国大学教授で、日本の古典文学を教える専門家、世羅博昭(せら・ひろあき)先生を呼んで、2日間の「源氏物語を原文で読む会」を催した。

 昨年の受講者の熱意に感銘を受けた、世羅先生は、今年は、徳島市内にある瀬尾静子着物学院の着付け講師6人を伴って、8月24日から28日までのカルチュラル・ニュース社主催「源氏物語フェスティバル」に参加する。

 徳島市立徳島城博物館から、借り受けた、平安時代の歴史衣装7点(複製品)を持ってきて、ロサンゼルスの人々に、平安時代の衣装を身に着けてもらう。

 8月24日(金)カリフォルニア州立大学ロングビーチ校日本庭園で、午前10時から正午まで、州立大学の学生がモデルになり、平安時代の衣装を付けて、写真撮影会を行う。

 8月25日(土)パサデナにある、協同システム日本語学園パサデナ学園の生徒がモデルになり、平安時代の衣装を付けて、学園の生徒に披露する。世羅先生の講義もある。午前10時から、正午まで。

 8月26日(日)パサデナにある、パシフィック・アジア美術館で、平安時代の衣装の披露と世羅先生の講演。午後1時から3時まで。

 8月27,28日(月、火)、コリアタウンの協同システム日本語学校本部で、世羅先生の指導による「源氏物語輪読会」。午前10時から午後5時まで。来年は、日本各地で、「源氏物語1000年記念行事」が行われることに合わせ、今回、来年、2009年と3年間で、「源氏物語」をすべて読んでみようという、プラン。「源氏物語」は3部構成というのが定説で、2007年度は、第一部の「桐壺」から「藤裏葉」までの33帖を解説する。2008年度は、「若菜上」から「幻」までの8帖。
2009年は、「匂宮」から「夢浮橋」までの13帖を読む予定。

ヒロシマの原爆被爆者が実際に、ニューヨークでケロイド整形手術を受けた体験を基にした演劇「アフロディアを呼んで」が、ロングビーチで上演される。8月31日から9月23日まで

 1945年の広島への原爆投下から10年後の1955年、25人の女性被爆者が、ケロイド整形手術を受けるために、アメリカ人篤志家たちによってニューヨークに招待された。この当時の実話を基にしたベリナ・ハス・ヒューストンの戯曲「アフロディアを呼んで」が、8月31日から9月23日まで、ロングビーチのインターナショナル・シティー・シアターで上演される。演出は、同シアターのディレクターを務めるシャシン・デザイ氏。

 「アフロディアを呼んで」は、2人の姉妹が、手術のため、ニューヨークに呼ばれるという設定で、日本との戦争で、息子を失った米国人医師が、ケロイド整形手術を担当する、という話。脚本家のヒューストンさんは、母親が、松山出身ので、これまで、数回、広島を訪れている。原爆をとおしての日本人とアメリカ人の交流を描くことが目的だった、と語っている。

 8月28、29、30日は、プレビューで、チケットは、通常料金より、安くなる。

カリフォルニア州立大学チコ校美術学部の徳雅美先生による「少女マンガ展」、8月18日から26日まで、日米文化会館ギャラリーで

 カリフォルニア大学チコ校の美術学部の徳(とく)雅美先生による企画「少女マンガ展」は、2005年から全米を巡回しているが、8月18日から26日の、二世ウィーク祭りの期間中、リトル東京にある日米文化会館ノース・ギャラリーで公開される。国際交流基金の助成事業。

 少女マンガの創成期は、手塚治虫や石の森章太郎など、男性作家が描き、やがて、女性作家による少女マンガへと発展してきた。少女マンガの作家22人の作品200点以上を展示し、少女マンガの始まり、これまでの発展、今後、活躍が期待される作家を紹介していく。

テレビ番組「仏教徒の生き方」シリーズ、毎週、日曜日午後6時30分からチャンネル44

 仏教伝道協会が、放送している「仏教徒の生き方」シリーズは、8月は、ロサンゼルス東本願寺の伊東憲明輪番と仏教学者のフランツ・メットカルフ先生を紹介する。仏教と子育てがテーマ。

日米作家交流展が、東京都美術館とロサンゼルスのギャラリーを巡回する、8月9月

 ロサンゼルスで、新人作家を紹介する仕事をしている非営利ギャラリー「アートコア」と東京在住のコンテンポラリー・アート(現代画)の中込靖成(なかごみ・やすなり)さんの共同企画「国際交流展-クロスカレント(相反する傾向)」が、8月22日から30日まで、東京都美術館で行われ、同じ展示が、9月19日から30日まで、ロサンゼルスのアートコアで行われる。

 日本の現代画の作家を、アメリカに紹介し、アメリカを拠点に活躍する作家を日本に紹介することが目的。東京都美術館での展示は、第37回現代アーチスト・センター展の一部として行われ、ロサンゼルスでの展示は、これまで、3回続いている「国際交流展-クロスカレント」の第4回目となる。過去3回の日本での「クロスカレント」展は、パサデナの美術大学アートセンターの教授池崎義男氏が中心になって、北九州市立美術館で行われてきた。

 今回、日本から参加する作家:団野雅子(だんの・まさこ)、イグチ・トシオ、かとう・かずみ、窪譲二(くぼ・じょうじ)、村本崇洋(むらもと・たかひろ)、中込靖成(なかごみ・やすなり)、大橋博(おおはし・ひろし)、大竹秀明(おおたけ・ひであき)、田中慎平(間泰宏=はざま・やすひひろ、と林知紀=はやし・とものり、の2人による合作名)。

 アメリカから参加する作家:ランディー・ジョン・ディル、アン・グーディング、ジョージ・カルマー(スロバキア出身)、エジャ・カン(韓国出身)、ジョイス・コール、ジャック・リリース、カロル・マクッーチ、ラモン・ムノス、カモール・タサナンチャリー(タイ出身)、ロバート・ウォーカー、ピーター・ザレスキー。

長崎原爆の記録映画「ラスト・アトミック・ボンブ」(最後の原子爆弾)、8月9日上映

サンディエゴにある写真美術館で、8月9日、午後7時からロバート・リッター制作の記録映画「ラスト・アトミック・ボンブ」が上映される。写真美術館では、ヤマハタ・ヨースケ氏が撮影した長崎の被爆記録「長崎の旅」写真約100点を所蔵している。

ロサンゼルス日米文化会館(JACCC)夏のイベント(広告)

第67回二世ウィーク祭りの合わせて、日米文化会館が主催するイベント:8月25日、午後2時から6時、ネクスト・ジェネレーション・リミックス・コンサート(地元若手タレントによるダンスや歌のショー)無料;8月26日、午前11時から午後4時まで、第14回太鼓ギャザリング(ロサンゼルスで活躍する太鼓グループが参加)無料;8月18日から26日まで、少女マンガ展、ノース・ギャラリーで、無料。


日本旅行情報 備前焼まつり 10月20、21日

 ロサンゼルス出身で、備前に住み着いた陶芸家ジョン・トーマス・ウエルズさんからのお知らせ1983年から、毎年10月の第3日曜日とその前日は、備前焼伝統産業会館と、JR赤穂線・伊部駅周辺で「備前焼まつり」が行われている。

 今では2日間、で約16万人もの焼物愛好家でにぎわう、日本国内でも有名なまつり。この日は、備前焼陶友会会員の作品が2割引で展示即売されるほか、「備前焼小町の表彰・撮影会」、「ろくろ実演」、「ろくろチャレンジコーナー」、「茶席」、「備前の器と野の花」展など多彩な催しが行わる。

 また、前夜祭として、炎のまつり「かべりだいまつ」が行われ、伊部の街並みを大たいまつを持った地区の人々が練り歩く。問合せは、岡山備前焼陶友会、電話 0869-64-1001。

南カリフォルニアいけばな教授会の「いけばな展」、8月18、19日

 二世ウィーク祭りの一環で、「南カリフォルニアいけばな教授会」の生「いけばな展」が、8月18、19日、日米文化会館ギャラリーで行われる。「いけばな教授会」は、池坊、草月、小原の各流派の教授20人が加盟している。

鶴賀流家元、十一世、鶴賀若狭掾(つるが・わかさのじょう)と、八王子車人形、五世、西川古柳(にしかわ・こりゅう)による新内語りによる人形劇「古い日本の美しい話」、10月14日にカリフォルニア州中部のハンフォード・フォックス劇場で

新内、鶴賀若狭掾(つるが・わかさのじょう)

 江戸時代、宮古路豊後掾(みやこじぶんごのじょう)という人がおりました。彼は始め、京都で一中節(いっちゅうぶし)を語っておりました。静かな一中節では自分の感情を表現しきれなくなり、もっと感情を吐き出すことの出来るような、抑揚の激しいフシで語りたいと、悩みに悩み自分独自の芸風を作り、彼の芸風豊後節が出来ました。

 豊後節は江戸で大いに受け、よそものの豊後節が江戸の人気をさらったのですから風当たりも強く、その風吹き荒れてとうとう「豊後節禁止」のおふれが出て詮方なく豊後掾は京都へ帰る。しかし多くの弟子たちは江戸に執着を持ち、何とか江戸で芸渡世を続けたいと努力する。

 結局、看板を変え独立して新しい流派を名乗りました。「常盤津」「富本」その富本から別れて「清元」が出来た。その他に「富士松」というのもできました。新内の元祖です。

 富士松の一門で敦賀太夫というのが間もなく独立して鶴賀若狭掾(つるがわかさのじょう)を名乗る。すなわち鶴賀派の元祖です。するとその一門に新内という人がいて、これが無類の美音です。伝説によれば「鼻に抜ける声」にたまらない味があって誰も彼もこの新内の芸風をまねたというのです。新内は初期には歌舞伎に用いられていたが、後に歌舞伎から離れ、主として吉原を根城に行われ、いわゆる「流し」という街頭芸になっていった。始めは各流派が流していたが、鶴賀新内が流しに参加し始めたころから「富士松」とも「鶴賀」とも言わないで新内流しが出来た。新内は貧しい階級の中で守り育てられてきたことも他にない特徴ではないか。

(新内節、富士松延治太夫のホームページから)

八王子車人形、西川古柳(にしかわ・こりゅう)

 車人形は、文楽に似た人形をもちい、1960年ころの江戸末期に生まれた。その特徴は、「一人で一体の人形を操ること」「人形遣いは底に車のついた小箱に腰掛けながら演技すること」である。

 現在の大分県北原地方から江戸に伝播した碁盤人形の技術も参考にしていたと言われる。車人形に用いる箱車は前に2つ、後側に1つの車を持っており、これによって真横への移動の他、後側の車を軸とした円運動を行うことが出来る。

 また文楽とは違って人形の足は足裏の棒を介して人形遣いのつま先と繋がっており、人形遣いは自らの両足によって人形の足を操作する。

 文楽に比して舞台上は三分の一の人間で上演できる車人形は公演経費も割安で、一時は東京市中でも人気を集めたが、映画の登場とともに衰退。多摩地方の郷土芸能としてひっそりと受け継がれるのみとなる。現在、この芸能を保持しているのは西川古柳座を始めとするわずか三座に過ぎない。

 西川古柳座の、現在の家元は五代目で、本名は瀬沼享という(平成8年に五代目家元を襲名)。本拠地は八王子市恩方である。先代は瀬沼時雄といい、実家は祖父の代から織物業を営んでいたが、1968年にこれを廃業し、専業の車人形師となった。四代目は鄙びた郷土芸能であった車人形を国際的に認められるレベルに引き上げた人物であり、人形遣いの技術を文楽の吉田文周に師事して改良した他、語りを説教浄瑠璃から義太夫に変更し、また箱車の車にも軸受けにボールベアリングを導入するなど、数々の工夫を行っている。1984年、東京都無形文化財指定。

(インタネット百科事典「ウキペディア」から)

 カリフォルニア州中部のハンフォードにある「クラーク日本美術・文化研究センター」では、国際交流基金、東芝国際基金の援助を得て、10月14日(日)午後3時から、ハンフォード・フォックス劇場で、八王子車人形の西川古柳座と人間国宝の鶴賀流家元、十一世、鶴賀若狭掾の語りによる人形劇「やじきた」と「雪」を上演する。英語の字幕が付く。

 9月29日から10月21日にかけて、新内の鶴賀若狭掾と西川古柳座は、マサチューセッツ州アムハースト、ハンフォード、ミズーリー州セントルイスを回る。

新内と車人形、10月13日は、バイセリアで講習会

 八王子車人形の西川古柳座と人間国宝の鶴賀流家元、十一世、鶴賀若狭掾が、10月14日、ハンフォードで公演するのに、合わせて、新内と車人形の講習会が、10月13日、ハンフォードに隣接するバイセリアのマリオット・ホテルで午後1時から5時まで、行われる。参加費は、ひとり150ドル。

軍事アナリスト神浦元彰の日本レポート「日本の矛盾した核政策」(原文)

 日本は唯一の被爆国として、1994年から毎年、国連総会に核兵器廃絶決議案を提出しながら、もし日本が外国から核攻撃を受けたときには、アメリカが核兵器で報復することを期待している、という2の矛盾した国策を同時に持つ国である。

久間(きゅうま)防衛大臣は、6月30日、千葉県の麗澤(れいたく)大学で講演したとき「原爆投下はしかたなかった」と発言したため、世論から大きな批判を浴び、7月3日、防衛大臣を辞任した。

久間防衛大臣は、被爆地長崎から選出された国会議員であったため、被爆者の感情を無視する発言という批判もあったが、それ以上に、強い非難は、国連で核廃絶に取り組む日本の防衛相が、核兵器を是認する発言をしたことに対することに向けられていた。

しかし、久間大臣への非難は、日本で核廃絶支持者が、急に多くなってきた、ということでもない。日本は、アメリカの核の傘に入ることを断り、自ら核武装をすべきだ、という主張が出始めているのだ。

国際史が専門の東京大学、藤原帰一(ふじわら・きいち)教授は、7月5日付けの朝日新聞朝刊で、「日本は全地球上の核廃絶という理想主義的な主張ではなく、東アジア地域の非核化という具体的な政策に取り組め」と主張している。

しかし、この藤原教授の主張も、日本が、アメリカに核の傘の提供を断ることを意味し、すべての国民が支持しているわけではない。多くの日本人は、アメリカの核兵器が、日本を、守っていると、信じている。

 核廃絶の提案と核の傘への依存、この相反する二つの政策が同時に存在する矛盾を解決しなければ、日本は国際社会から信頼を失うことになるのも事実である。




日本語能力試験の受付は10月5日まで、試験は、12月2日に実施

 外国人の日本語の習熟度を調べる「日本語能力試験」が、12月2日に世界中で、一斉に行われる。日本以外での試験会場は、国際交流基金が担当している。今年のロサンゼルスの試験会場は、南カリフォルニア大学。

 日本語能力試験は、もっともやさしい、レベル4から、もっとも難しいレベル1までの4段階に分かれている。願書の提出期限は、10月5日まで。

寿司職人学校のアンディー松田のコラム

 ミツカン酢がスポンサーになり、「すし飯の作り方」DVDが発売されることになりました。解説は、英語、スペイン語、ロシア語、中国語、韓国語の5カ国語が付きます。このビデオは、インターネットで見ることができます。www.youtube.com を開けて、Andy Matsuda で検索すると、「すし飯の作り方」のビデオが出てきます。

 これまで、多くの外国人は、だれかのやり方を見ただけで、「すし飯」を作っていたようです。ですから、見た目は「すし飯」でも、味がまったくちがう「すし飯」がたくさん出回っていました。このDVDを使って、より多くのひとに、本物の「すし飯」を広めたいと願っています。

ロサンゼルス・カウンティー美術館の日本画展示

版画展:日本人の時間のコンセプト (9月11日まで)
ブシェル根付コレクション:動物 (9月11日まで)


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by culturalnews | 2007-08-18 17:09 | 月別の日本語要約