英字新聞カルチュラル・ニュースの日本語要約


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UCLAエクステンション講座の生花クラス(4ページに続く)

 ロサンゼルス北郊外シャーマンオークスに住む生花草月流の教授、カサージアン恭子さんは、2000年からUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)エクステンション講座で一般人を対象に生花を教えている。この生花クラスは、各学期がひとつのコースになっている常設のクラスで、定員は15名。6月のある土曜日の午前中、生花クラスが行われているウエストウッドのリンドブルック・センターを訪ねると、アメリカ人ばかりではなく、スイス人、チリ人、イラン人などさまざまな国籍のひとが集まっていた。

 カサージアンさんによれば、アメリカの生花クラスの生徒は、日本の生徒に比べると、なんでも質問することが多い。日本で生花を習うひとたちは、生花の先生のクラスに直接通うため、一年中習うことができるが、この大学のクラスでは、1学期5週間が一区切りになっているため、日本での生花クラスに比べると、習う時間が短い。しかし、UCLAエクステンションの生徒たちは、非常に熱心で、車を1時間以上も運転して、はるばるオレンジ・カウンティーからウエストウッドまで、毎週通う人もいる。

 埼玉県川口市生まれのカサージアンさんは、草月流の中では、もっとも上級の教授資格「理事」のタイトルを持っている。カサージアンさんが、シャーマンオークスの自宅で、生花を教えるようになったのは、1986年のこと。たちまち、参加者が増え、自宅では収容しきれなくなってしまった。生花を教える場所を求めて、1993年にはピアース大学でクラスを開き、ついで、バレー大学、そして1998年にはミッション大学でも生花クラスを開き、そして、UCLAエクステンションの生花クラスへと発展していった。

 カサージアンさんの周りの集まった生花愛好家が20人を越えた1997年には、草月流のスタディー・グループとして東京の本部から認められ、ケイラ(Keila)・スタディー・グループと名乗ることになった。Keilaとは、カサージアンさんの雅号春桂のKeiとロサンゼルスの略号のLAを組み合わせたものだ。

2005年4月には、このグループは、草月サンフェルナンド支部として東京本部から認められ、会員数は65名になった。会員は、オレンジ・カウンティーからベンチュラ・カウンティーにかけての広い地域から集まってくるが、日本人の会員は、4人しかいない。

 UCLAエクステンションの生花クラスは、毎週土曜日の午前中2時間行われており、カサージアンさんの短い講義と生花見本を見たあとで、生徒が、自分の作品を作る。毎回クラスの最後の30分は、生徒の作品をカサージアンさんが批評する。生徒は、批評される作品の周りに集まって、カサージアンさんのアドバイスを聞く。

 マリナデルレイに住むロレッタ・チャンピオンさんは、すでに、数年続けてUCLAエクステンションの生花クラスを受講している。「同じ材料を使うのに、できあがった作品は、ひとによって違うのがおもしろい。他の生徒の作品をみるのが楽しみ」と言っている。ロサンゼルスに住むスコット・キャッスさんは「生花は、毎回、新しい挑戦だ。花には花自身のこころがあって、生花というのは、その花の気持ちを理解することだ」と言っている。

 ウクライナ出身のガリナ・ストリーナさんも、この生花クラスに、通い始めて数年が経つ。「生花は、どのように生きればいいのか、ということを教えてくれる。今日は、知らないことを始めることを恐れない、ということを学んだ」と語っている。マリナデルレイに住むビートレス・バーバコウさんは、スイス人で、もうすぐ、スイスに帰国する予定である。生花クラスが終わると、カサージアンさんのところにやって来て「生花を習ったことで、これからの人生が、豊かになると思います」と語っていた。

(この記事は、UCLA社会学部の大学院生で、明治期の茶道の変遷を研究しているクリスティン・スラックとカルチュラル・ニュース発行責任者兼編集長の東繁春によって作成されました。)

生花:創立80年の草月流、30カ国以上へ広がる(5ページへ続く)

 草月流家元の勅使河原蒼風は、華道家・勅使河原久次の長男として1900年に大阪・堺に生まれた。幼いときから生花の指導を受け、やがて卓越した才能を発揮し、注目を集めるようになるが、型通りにいけるそれまでのいけばなに疑問を持ち、父と決裂して、1927年草月流を創始した。1928年、蒼風は銀座千疋屋で第1回草月流展を開催し、軽快でモダンな花が評判となり、NHKラジオの生花講座を担当、この放送や以後の草月展を通じて草月流いけばなが広く知られるようになった。 戦争中は活動停止を余儀なくされるが、1945年「勅使河原蒼風、小原豊雲二人展」を皮切りに戦後の活動を開始。50-70年代にかけて、欧米各地で展覧会やデモンストレーションを精力的に行い、生花を世界的な文化に高めた。60年、フランスの芸術文化勲章を、61年にはレジオン・ドヌール勲章を、62年には芸術選賞を受賞する。また、その活動は生花に留まらず、彫刻、絵画、書、と幅広い創作を最晩年まで続けた。1979年に死去した。 初代家元・勅使河原蒼風の死去に伴って、蒼風の長女、勅使河原霞が二代目家元となった。霞は、1932年東京に生まれた。父・蒼風のもとで生花を学び、1951年に初の個展を開催、翌53年には銀座に自らの教室を開き、本格的な活動を始める。1955年以降、蒼風とともに欧米各地で展覧会やデモンストレーションを行う、また国内では「霞グループ」を結成し、草月の若手作家として、リーダーシップを発揮するよるになる。60年代後半からは蒼風に代わって、単独で欧米を訪問した。霞は、80年、47歳の若さで死去した。 草月流家元三代目を継いだのは、蒼風の長男、映画監督の勅使河原宏だった。宏は、1927年、東京に生まれた。映画「砂の女」(1964)や「利休」の映画監督として、世界的に名前が知られていた。1980年の三代目家元の継承後は、韓国ソウルの国立現代美術館(1989)や、イタリア・ミラノのパラッツオ・レアーレ(1995)、ニューヨークのケネディセンター(1996)など各地で、竹を自在に使った大規模な個展を開催した。 生花・映画・舞台演出に加え、陶芸や書にも独自の才能を発揮して、ジャンルにとらわれない創作活動を最晩年まで展開し続けた。2001年に死去した。 四代目家元になったのは、宏の次女、勅使河原茜だった。茜は1960 年に生まれた。茜は、「自由な創造」を大切にする草月のリーダーとして、「いけばなに関心の無い人々にも草月の作品を見せたい」と東京・表参道で 開催された「草月・花 Avenue」の企画・プロデュースを行うなど、新たな生け花を追究している。生花を通して子どもの感性を養うために1989年から「茜ジュニア・クラス」を開講している。 草月流は、現在では、世界30カ国以上に広まっており、米国内では、約20州で支部やスタディー・グループが作られている。南カリフォルニアでは1959年にカーソン市内のダットサン・ホール(現在の日産)で、草月展が行われたのが最初である。1972年には、初めて家元・勅使河原蒼風がロサンゼルスを訪れている。1986年に、草月ロサンゼルス支部が設立され、以後、毎年、同支部による生花展が行われている。2005年4月には、草月サンフェルナンド・バレー支部が設立された。2006年は、草月流、創設80周年を迎え、世界各地で、記念行事が行われている。(出典:草月流本部、草月ロサンゼルス支部の資料から)廿楽美登利の写真展:日本の色彩「ホオズキ」(6ページへ続く)  東京在住・廿楽美登利(つづら・みどり)さんによる「日本の色彩」をテーマにした写真シリーズ、7月はホオズキ(鬼灯)を取り上げました。写真は、廿楽さんの自宅の鉢植えのホオズキで、外に出しっぱなしにしていたところ、スジだけになったホオズキを撮影したもの。ホオズキで有名な場所といえば、東京・浅草の浅草寺、同寺では毎年、7月9日と10日、ホオズキ市が開かれ、沢山の人が訪れます。写真展「日本の色彩」が、9月18日から30日まで、カリフォルニア大学ノースリッジ校ジャーナリズム学部のあるマンザニータ・ホールで開かれます。

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混血児の顔写真を並べて、アイデンティティーを主張する展示会、10月29日まで

 本人自身がイギリス人の父親と中国人の母親の混血児である、アーティストのキップ・フルバックは、インターネットで、顔写真を撮って、アイデンティティーを主張しようと、混血児たちに呼びかけたところ、大きな反響があり、写真集を出版することができるだけの顔写真が集まった。その顔写真に、撮影された本人がメッセージを付けた展示会が、リトル東京の全米日系人博物館で、10月29日まで、行われている。
 「キップ・フルバック:半分アジア人、100%ハパ」のタイトルが付けられたこの展示では、混血児の写真と、混血児たちが、頻繁に問われる「あなたは何人か?」という質問に対する各人の回答を、いっしょに並べてある。本人の名前は、掲載されていない。「ハパ」とはもともと、ハワイ島民のことばで、白人とハワイ人の混血を指す差別的な意味で使われていた。それが、アジア人と白人の混血を指すことばとして使われるようになったことから、混血人を肯定的に表現することばとして、使ってみようという試み。

 企画者のキップ・フルベックは、映像作家であると同時に、カリフォルニア大学サンタバーバラ校の教授で、アジア系アメリカ人学部と映画学部で教えている。また、現在は、芸術学部長の仕事も兼務している。全米日系人博物館では、7月と8月の第2と第4水曜日は、正午から1時まで、混血児関係の映画の上映と、アーティスト、活動家などを招いた討論会を企画している。

阿波踊りの練習

 阿波藍華連(あわあいかれん)による阿波踊りの練習が、ロングビーチ日本文化センターで毎月2回行われている。練習は、土曜日の午後7時から9時まで。参加費は、1回が、個人は一人5ドル、家族は、一世帯7ドル。問い合わせは、加藤昌左美(かとう・まさみ)さん、電話(310)963-6579へ。

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リトル東京が日本文化の展示場となる二世ウィーク、8月12-13、19-20日

 「二世ウィーク」は、7月から8月にかけて、リトル東京で行われる、さまざまなイベントを総まとめにしたタイトル。今年で66回を迎える。ハイライトは、8月12-13日と19-20日の週末に行われる展示やイベントで、日本文化を体験するには、絶好の機会になる。日米文化会館で行われる文化展示は下記のとおり。

8月12-13日、午前10時から午後5時まで:華道教授会による生花展示が、1階のドイザキ・ギャラリーで。華道教授会は、池坊、未生、小原、松風、草月の各流派の師範24人でなり、50点以上の生花が展示される。ドイザキ・ギャラリーでは、同時に、カリフォルニア・ジャパニーズ・セラミック・ギルドによる陶器展示、ロングビーチ墨絵クラブの展示も行われる。ヒロフミ会による人形展示が2階の図書室で、日本刀剣保存会の展示が5階のカルチュラル・ルームで行われる。

8月19-20日、午前10時から午後5時まで:南風会による盆栽展示、茜会の紅型染物展示、日米合同書道展が、ドイザキ・ギャラリーで行われる。表千家によるお茶のお手前が5階のカルチュラル・ルームで行われる。見学は無料。茶券は、一人3ドル。ゆかり会による木目込み人形の展示が2階の図書室で行われる。刺し子展示が、3階のパイオニア・ルームで行われる。

8月12日-9月3日:「信楽焼 窯変の世界 陶芸家・星野亨斉・島影悌次 師弟展」がドイザキ・ギャラリーで行われる。信楽焼35年の経験をもつ(日本在住の)星野亨斉と、その弟子、島影悌次の作品を約350点展示する。信楽焼は日本六古窯の一つであり、日本文化の「わび、さび」を知る上で欠くことの出来ない焼物。日本文化の伝統工芸「信楽焼」を「こころ」で感じる陶芸展として、星野亨斉の作品を通して信楽焼を広め、鑑賞者に日本の美を発見してもらうことを目的としている。

サムライ映画シリーズ、8月20日にリトル東京で

 リトル東京の日米文化会館が国際交流基金から映画フィルムの提供を受けている「活動写真シリーズ」は、8月20日日米劇場で、侍映画を2本上映する。午後1時からは「大菩薩峠」(1966年東宝)。岡本喜八郎監督。主演の机龍之介を演じるのは仲代達也。午後5時から「眠狂四郎無頼剣」(1966年角川)。三隅研次監督。眠狂四郎を市川雷蔵が演じる。チケットは大人8ドル。

カレンダー

布施明ロサンゼルス・コンサート、10月29日:日本語奨学基金「オーロラ基金」の募金のためのコンサートが10月29日、トーレンス市のエルカミノ大学マーシー劇場で行われる。

オレンジ・カウンティーの日本文化フェア、9月10日:オレンジ・カウンティー日系協会とアーバイン・ヤマハ音楽センターは、9月10日にアーバイン市のウッドブリッジ・ビレッジ・ショッピング・センターで日本文化フェアを開く。午後1時から4時30分まで。

愛知県の太鼓グループ「志多ら」がロサンゼルスでコンサート、8月24日:愛知県北設楽郡東栄町をベースにして活動している太鼓グループ「志多ら」が、2006年USツアーを始める。8月24日午後8時からのリトル東京・日米劇場でのコンサートが皮切りとなる。チケットはオーケストラ席が35ドル。

人形劇「狐の提灯」、7月29日から8月20日:カルバーシティーのトリムビレイト・ピー劇団は、日本の昔話「狐の提灯」を人形劇で上演する。公演は、7月29日から8月20日の間の土曜日午前11時と午後2時、日曜日の午後2時と午後4時。二世ウィーク・イベントの一環であり、また、広島長崎の原爆記念日イベントも兼ねている。チケットは、大人10ドル、子供(10歳以下)5ドル。

日本の童謡の練習と録音、7月:1930年代にロサンゼルスのターミナル・アイランドのイースト・サン・ペドロ小学校で、歌われていた日本の童謡が再現されようとしている。7月17日から21日と7月24日から28日に、子供を集めて、この小学校で、雛祭に歌われていた童謡の練習と録音が行われる。1930年代当時、日本の童謡の楽譜を出版しようとしたアメリカ人教師がいた。この出版は実現しなかったが、このアメリカ人教師の子孫のひとりが、原稿を発見、自費出版しようとしている。童謡の練習には、ターミナル・アイランドに住んでいた日本人の子孫を集めようとしている。参加費は、ひとり50ドル。

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日本の近代版画展「ハートからハンドへ」9月17日まで

 パサデナのパシフィック・アジア美術館では、「ハートからハンドへ」のテーマで、日本の近代版画を6月22日から9月17日まで展示している。この展示は、ジョージ・グッド氏が1970年代に日本で収集した近代版画画コレクションで、作者は、アイオ、フナサカ・ヨシスケ、オーノギ・ガク、ヒラツカ・ウンイチ、ホシ・ジョーチ、キムラ・ヨシハル、ミヤシタ・トキオ、オノサト・トシノブ、サワダ・テツロウ、タジマ・ヒロユキ、タカハシ・リキオ。1951年から1977年の間に制作された作品。

ロサンゼルス・カウンティー美術館の日本画展示「生、愛、死」9月26日まで

 ロサンゼルス・カウンティー美術館の日本パビリオンでの展示は以下のとおり。「日本画:生、愛、死」9月26日まで 同美術館の所蔵作品から。写真は、展示のひとつで、ヨコイ・キントク(1761-1832)作「三人の歌人」 ● 版画展「戦いの顔」9月26日まで ツキオカ・ヨシトシ(1839-1892)をはじめ、19世紀に武者を描いた版画のコレクション ● 根付展示「東日本の作家たち」8月29日まで 根付は、作られた地域によってデザインに特徴を持っている。前回の「西日本の作家たち」の後編で、東京で作られた根付を中心に展示をする。

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坂東流のチャリティー舞踊会が華やかにロサンゼルスで行われる

 坂東三津五郎十代目が家元の坂東流のチャリティー舞踊会が6月11日、ロサンゼルスの日米劇場で行われた。三津五郎は、「流星」(ひとり芝居)と「喜撰」を踊り、日本の歌舞伎の世界をロサンゼルスに再現した。このチャリティー舞踊会は、東京の坂東会本部と、ロサンゼルス在住の坂東流師範、坂東三津佐、坂東三津拡、坂東和勝恵の3人の師匠によって主催された。写真(上)は、十人が芸者姿で踊る「新一つとや」。写真(下左)は、「喜撰」。右端が、喜撰法師を演ずる三津五郎。写真(下右)は「釣女」(写真撮影は吉野友之)

論評:坂東三津五郎十代目のパサデナ講演

 歌舞伎役者の坂東三津五郎十代目が、6月4日、パサデナのパシフィック・アジア美術館で講演した。参加者は約80人だった。三津五郎の講演に先立って、ロサンゼルスの坂東秀十美が本格的な衣装と化粧で「黒髪」を踊り、日本舞踊の真髄を披露した。

 この講演会は、司会を地元テレビ局フォクス・テレビのレポーター、スザーン・ヒラスナが担当し、同美術館でボランティアをする清水素子が通訳をした。三津五郎は、歌舞伎についての初歩的な質問や、家族についての質問を受けたが、どの質問にもていねいに答えていた。質問をしたひとの大半が、歌舞伎のことをよく知らないようだった。日本の有名な歌舞伎役者がロサンゼルスにやってきて話をしたり、公演をする機会が、これからも、あるとよいと思う。

(筆者は、日本文化を勉強し、ロサンゼルス着物クラブ会員のキャロル・ハイランド。ロサンゼルス北郊外シミバレーに在住)

日本語能力試験の受験登録が近づく

 国際交流基金が行う世界規模での日本語能力試験の受験登録が、8月1日から始まる。試験日は、12月3日で、アメリカでの受験会場は、アトランタ、シカゴ、ホノルル、ロサンゼルス、ニューヨーク、サンフランシスコ、シアトル、ワシントンDCに設けられる。

 外国人の日本語能力を測る試験は、1984年に始まり、昨年は、世界45カ国で、35万6000人が受験している。試験は、難易度別にやさしいレベル4から、もっとも難しいレベル1までに分けられている。アメリカ国内では、昨年は2200人が受験をしている。受験登録期間は、8月1日から10月6日まで。受験料は、レベル3と4が40ドル、レベル1と2が50ドル。申し込み用紙は、ウエッブサイトからダウンロードできる。

広告:サムライ映画、8月20日、日米劇場にて、国際交流基金の広告
広告:二世ウィーク、刺し子展示、8月19、20日、
広告:二世ウィーク、染物展示、8月19、20日
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料理長のマナ板:大学のカフェテリアに定着した寿司

 ロサンゼルスの寿司職人養成学校の校長、アンディー松田のコラム:ビバリーヒルズ高校やパロスバルデス高校など、お金持ち地域にある高校に呼ばれて、寿司作りのデモンストレーションをすることがありました。また、他の高校では、高校生たちが、リトル東京に来る用事があったときに、わたしたちの学校に寄って、寿司の作り方を覚える、ということもやっています。大学のカフェテリアでも、寿司はすっかり定着しています。

わたしが、カリフォルニア工科大学、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)、カリフォルニア大学サンディエゴ校、カリフォルニア大学リバーサイド校の5つの大学のカフェテリアの調理係りに、初めて、寿司の作り方を教えたのは、5、6年前のことでした。つい最近、カリフォルニア大学リバーサイド校で、1日だけの寿司の講習会を行い、これらの大学の調理係りに、さらに詳しい寿司の作り方を教えました。

ロサンゼルス総領事に着任した兒玉和夫(こだま・かずお)氏

 日本政府は5月、外務省経済協力局審議官の兒玉和夫氏をロサンゼルス総領事に任命、兒玉新総領事は6月旬に着任した。兒玉氏は、昭和28年6月生まれ、昭和51年東京大学を卒業後、外務省に入り、ロンドン大使館、香港総領事館、ワシントン大使館、ニューデリー大使館で勤務してきた。夫人との間に2人の子供がいる。

花柳若奈さんの日本舞踊ワークショップが7月から始まる

日本舞踊の花柳若奈さんが、ロサンゼルス市文化局のプログラムの一環として行う日本舞踊のワークショップが、7月から始まる。初心者クラスは1時間半、中級者クラスは1時間のクラスで、毎週火曜日にリトル東京のメリノール・カトリック・センターで行う。受講料は無料。

「源氏物語」を原文で読む会

  “「源氏物語」を原文で読む会”を9月19、20日、午前10時から午後5時まで、ロサンゼルスの協同システム日本語学園で行う。カルチュラル・ニュースの主催。講師は、徳島から四国大学の世羅博昭教授を迎える。受講料は2日間で、95ドル。大学院生、70歳以上は60ドル。

広告:日本語クラス、パサデナ・シティー大学、サンタモニカ大学
広告:シークレット・ローズ劇場
広告:スシ・シェフ・インスティチュート(寿司職人学校)
広告:デンズ・ティー(お茶の白形伝七郎商店)
広告:料理の本「ホーム・スタイル・クッキング」

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ホーム・スタイル・クッキング

 冷奴と揚げ豆腐

広告:ホテル・ニューオータニのビア・ガーデン
広告:東本願寺の盆カーニバル、7月29-30日

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by culturalnews | 2006-07-22 12:19 | 月別の日本語要約
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南カリフォルニアの盆栽クラブ、50年の歩み(4ページに続く)
 アメリカに日本の盆栽が初めて紹介されたのは、1915年にサンフランシスコで開かれたパナマ運河の開通を祝う「パナマ-太平洋万国博覧会」だった。しかし、アメリカに盆栽が広がるのは、第二次世界大戦が終わってからのことだった。盆栽がアメリカで普及したのは、盆栽クラブのメンバーが、盆栽のやり方を一般の人に教えたからであった。南カリフォルニアの盆栽クラブは約50年前に最初のクラブが発足、現在では18のクラブが組織されている。
 南カリフォルニア盆栽クラブは、1950年11月、ジョン仲、フランク・ナガタ、モリヘイ・フルヤ、アイ・オクムラ、ジョー・ヤマシロによって結成された。パサデナのブルックサイド公園で毎年行われる「花とガーデンショー」にフランク・ナガタが盆栽を出展しようとした際に、出展者は団体に属していることが条件であったため、フランク・ナガタによって「南カリフォルニア盆栽クラブ」という名称が付けられた。この名称は、1957年には「カリフォルニア盆栽協会」に変更された。
 カリフォルニア盆栽協会の第一回の展示会は、ロサンゼルス中心部のカリフォルニア科学博物館で、1957年4月27日に行われ、以後、毎年、1994年のノースリッジ地震で博物館の建物が被害を受けるまで続けられた。地震で被害を受けた博物館の建物が取り壊されることになったとき、この展示は、パサデナ近郊サンマリノにあるハンティングトン・ライブラリー植物園に移された。以後、ハンティングトン・ライブラリーで行われるカリフォルニア盆栽協会の展示会は、アメリカの盆栽展示では、第一級と認められるようになった。
 カリフォルニア盆栽協会の出版物『カリフォルニアの盆栽』は1967年に創刊されている。発刊の理由は、協会の財政難だった。協会の収益になるように1部5ドルの寄付で、この雑誌を販売したところ、予想以上の売り上げがあった。『カリフォルニアの盆栽』は、盆栽と水石愛好家にとって有益な情報と精度の高い写真が掲載された雑誌になっている。
 2000年4月にハンティングトン・ライブラリーで行われたカリフォルニア盆栽クラブの展示会では、80歳以上で、1957年の第1回展示から出展を続けている14人が「盆栽パイオニア」として表彰された。

 この記事は、レイ・エイガーの文章「ロサンゼルスの盆栽、初期の歴史、1933年から1975年」からの抜粋である。エイガー氏は、ユッカ・バレー在住で、24年間にわたって、カリフォルニアア愛石会のメンバーになっている。

世界中に、盆栽を広めたロサンゼルスの二世ジョン仲さん(5ページに続く)
 盆栽に関してのジョン・ヨシオ・仲の功績は、数え始めると限りのないほど、多くのことを残している。首都ワシントンにある国立盆栽北京博物館にはジョン仲の名前を付けたパビリオンがある。ジョン仲が生存中に、このパビリオンの命名が行われているが、存命中に公共建築物に個人の名前が付けられることは、非常にめずらしい。
 仲は、第二次世界大戦後のアメリカで最初にできた盆栽クラブ「南カリフォルニア盆栽クラブ」の創立に参加し、盆栽愛好家のテキストとなる2冊の英語によるハンドブックを書いている。このハンドブックはイタリア語、スペイン語、ドイツ語、フランス語に翻訳されている。仲は、アメリカ合衆国の3分の2の州、世界20カ国を回って、盆栽愛好家に盆栽を教えている。
 1985年には日本国政府から勲五等旭日章を受けている。また、1992年には、米政府芸術基金から米政府伝統フェローシップ賞を受けている。
 ジョン仲は、1914年コロラド州ループトンで生まれ、8歳のとき日本に戻り、祖父のもとで過ごしたとき盆栽に出会った。1935年、兄弟の農場で働くため、コロラドに戻り、その後アリス・ミズナガと結婚した。第二次世界大戦が終わると、ロサンゼルスに移り、そこで、ほかの盆栽愛好家たちと知り合った。
 仲のもっとも、大きな功績は、盆栽に関する知識を英語で説明し、日本人以外に盆栽を広めたことにある。仲は、盆栽こそ、世界中のひとが友好を結ぶことができる文化であると確信していた。
 盆栽クラブは、1970年代80年代に大きく広がり、カリフォルニア州全体が参加しているゴールデン・ステート盆栽連盟、アメリカ盆栽協会、盆栽クラブ・インターナショナル、全米盆栽基金などが創設されている。これらのすべての団体に、仲は貢献している。
 第1回世界盆栽大会は1989年埼玉県大宮市で開かれた。「盆栽を通して世界平和へ」をテーマにした世界大会は、世界盆栽友好連盟の第1回大会でもあり、仲は、副会長に選出された。
 1990年には、首都ワシントンの国立樹木園内に、盆栽展示のための「ジョン・Y・ナカ・パビリオン」がオープンしている。このとき、仲は、「護心」と名づけた盆栽を寄付している。
 仲は、「盆栽には始まりはあるが、終わりがない。盆栽には、世代の違いや貧富による違いを超える力がある」を信条としていた。仲は、2004年4月に亡くなっている。 (資料:全米日系人博物館)
日本の色彩:紫陽花(アジサイ)廿楽美登利の写真展から(4ページに続く)
 廿楽美登利(つづら・みどり)写真展「日本の色彩」が、9月18日から30日まで、カリフォルニア州立大学ノースリッジ校、マンザニータ・ホールの2階で、開催される。入場は無料。

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唐時代の茶道の再現、6月25日

東本願寺の盆フェスティバル、7月29、30日

南カリフォルニアの盆フェスティバル
 7月から8月にかけて、南カリフォルニアの仏教寺院で行われる盆カーニバルの予定。

訂正:2006年5月号2ページの坂東会の記事中、三津次郎と三津拡の名前が入れ替わっていた個所がありました。6ページの地図の地名は、正しくは「新居浜」でした。

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旅役者、沢竜二一座のロサンゼルス公演、7月2日
 大衆演劇の沢竜二が、日本から一座を連れて、ロサンゼルス公演を7月2日午後1時から、リトル東京の日米劇場で行う。敬老シニア・ヘルスケアのためのチャリティー・ショーで、チケットは45ドルと35ドル。現在70歳の沢は、福岡出身で、4歳の時から舞台に出ていた。十代で大衆演劇の一座を率いたあと、単身上京し、テレビ、映画俳優として活躍するようになった。大衆演劇を忘れず「全国座長会議」を企画するなど、大衆演劇のプロモーションと、自らの一座の公演を続けている。
 7年前には、ラスベガス近郊のラフリンで、2カ月にわたって一座の公演を行い、アメリカ人に受ける大衆演劇を考案している。今回のロサンゼルス公演のあとは、ニューヨークで公演し、来年はニューヨークで長期的な公演をすることを計画している。
 ロサンゼルスでの出し物は第1部が「帰ってきた旅烏」の演劇、第2部が「サムライ武蔵」のダンスと歌のショー。

太鼓グループ「タイコプロジェクト」のフォード劇場公演、7月8日
 ロサンゼルスで活躍している太鼓グループ「タイコプロジェクト」が、ロサンゼルス芸術審議会の年間プログラムのひとつに採用され、7月8日午後8時から、ハリウッドのフォード野外劇場で公演する。「リズミック・リレーションズ2006」のテーマで、タイコプロジェクトのほか、リトル東京にある東本願寺の太鼓グループ「凡夫太鼓」と子供グループ「狐太鼓」、ULCA愉快太鼓が出演する。

マルティレイシャル(多人種)のアイデンティティー写真展、6月8日から10月29日
 「ハパ」はハワイ語で、もともとは、混血児を見下す言葉だったが、その意味を逆手にとって、混血児のアイデンティティーを主張しようという「キップ・フルバック:一部分アジア人、100%ハパ」展示が6月8日から10月29日まで、リトル東京の全米日系人博物館で行われる。企画者のキップ・フルバックさんは母親は中国人で、父親が英国人。自分自身を多人種(マルティレイシャル)と考えるひとびとに呼びかけて、写真とコメントを集めたところ、多くの応募があった。写真展は、写されているひとの名前は発表されておらず、その替わりに、「わたしは100%黒人で、100%日本人」といった自らを定義するコメントが付けられている。フルバックさんは、映像作家で、現在、カリフォルニア大学サンタバーバラ校の教授で、芸術学部長を務めている。(おわび=英文記事の一部が欠落し、意味不明の個所があります)

カレンダー
ジャパン・エクスポ、11月18、19日
二世ウィーク、8月12-20日
トーフ・フェスティバル、8月12、13日
オレンジ・カウンティー・スクール・アウト・サマー・シリーズで太鼓ワークショップ、7月13-15日
大和楽講習会、6月10、13日

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カリフォルニア州寿司職人コンテストを9月18日に開催
 カリフォルニア・ライス・コミッションによる「2006年スシマスター・カリフォルニア州スシ・コンペティション」が9月18日、サクラメントのサクラメント記念公会堂で行われる。

展覧会「ジャパン・アート・ナウ」6月3日から30日
 リトル東京のヘンケン・ギャラリーでは「ジャパン・アート・ナウ」と題して、3人の日本画家の作品展を6月3日から30日まで行う。出展者は、杉山冽、伊藤清和、マス・カワモト。

ディスカンソー・ガーデンの盆栽ショー、6月16-18日
南カリフォルニアの盆栽クラブ、50年の歩み(1ページからの続き)
日本の色彩:紫陽花(1ページからの続き)
広告:洗心寺の歓喜会・お盆、7月1日

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アメリカの高校生がお茶のお手前
 2月27日、ロサンゼルス郊外のシミバレーのサンタスザナ高校で、同校の最終学年生のパトリック・ハイランドが、江戸千家のお盆手前を披露した。同校のインターナショナル・ウィークの一環。

パロスバーデス高校生が、日本舞踊を踊る
 5月19、20日に、パロスバーデス高校で行われた恒例のダンス公演の中で、今回始めて、日本舞踊が入り、5人の女子生徒が「祇園日傘」を踊った。日本舞踊の指導は、坂東流の師範免許をもつ同校の教師が担当した。

シャンソン「パリ祭」、6月18日
日本語を話す看護婦のための奨学金
世界中に盆栽を広めたロサンゼルスの二世ジョン仲さん(1ページからの続き)

広告:大和楽講習会 家元 大和久満
広告:日本最発見のツアー、少人数による日本の地方巡り

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日本の視点 軍事アナリスト神浦元彰のレポート「日本における米軍基地の再編成 200億ドルの行方」
  日本での米軍基地の再編計画が、日米政府から発表されているが、4月25日に、ワシントンで、ローレス国防副次官が発表した、日本国内での米軍基地再編予算の200億ドルは、これまで、公表されている事業費をはるかに上回る金額である。日米政府が公表していない、秘密条約があるのでは、ないか?

日本語カウンセリング電話が財政難
  リトル東京にある日本語カウンセリング電話サービス「日系ヘルプ・ライン」が財政危機に直面している。現在はただ一人のスタッフ韓国人の金アンナさんによって運営されている。募金活動が始まった。

広告:西本願寺の盆カーニバル、7月8-9日
広告:オレンジ・カウンティー仏教会の盆カーニバル、7月15-16日

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寿司職人のまな板 寿司職人学校校長アンディー松田のコラム フュージョン(複合)料理を創作する上級クラス

日本語カウンセリング電話が財政難(6ページからの続き)

俳句コーナー 日本航空主催世界子供俳句コンテストのアメリカ合衆国選抜に選ばれた小学校5年生

カルチュラル・ニュース・スタッフ一覧
カルチュラル・ニュースの教室紹介サービス

広告:寿司職人学校(スシし・シェフ・インスティチュウート)
広告:ミキー世木時計店 卒業おめでとう
広告:日本の家庭料理
広告:住宅ローン、ファイナンシャル・プラン、節税、相続の相談

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日本の家庭料理 ピーナツ・ドレッシングのグリーン・ビーン(豆)

広告:浴衣 各種品揃え18ドルから 共栄トレジャー
広告:日本語学園協同システム、新学期は7月15日から
広告:禅宗寺のお盆カーニバル、7月8-9日

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by culturalnews | 2006-07-22 12:17 | 月別の日本語要約